エンジンから変な音がするということで入庫してきた車。
異音を確認すると、油圧パワステからでした。
油圧パワステの異音って、聞いたことがある人はわかると思いますが、うなり音で結構大きな音がするんです。
明らかに気になってしまう音です。
原因はパワステフルードを交換しないことによる、スラッジの堆積。
それが故に異音が出ます。
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パワステフルードも交換したほうがいい
パワステフルードって、油脂類の中ではかなり軽視されがちのオイルです。
そもそも交換の基準がメーカーより指定されていません。
その為、パワステフルードを交換するという人はほぼいないわけです。オイルやフルードを無交換でいくとどんどんとスラッジが溜まっていきます。
それがポンプを通過したり、ラックアンドピニオンに回ったりするとハンドルにジャダーを感じて異音を発生します。
パワステから異音が出ているものは、パワステフルードをフラッシングしてあげるだけで異音がおさまることが多いんです。
パワステフルードも交換されるべきです。
今は電動パワステが主流に
今の車って、多くの割合でパワステは電動化されています。
電動パワステって、昔はきめ細かい制御が難しく、どうしてもハンドリングにダイレクト感が欠けていました。
油圧パワステはダイレクトにハンドリングを感じられるのに対し、電動パワステはフロントが浮いているようなそんな状態でした。
それが、制御が良くなってきて最近ではほとんどが電動パワステになっています。
油圧だとクランクから出力を取り出さないといけないので、フリクションロスが発生します。電動だとそれがないので。
省燃費には電動パワステが有効なわけです。
そして、油圧パワステにはフルードの定期交換をお勧めします。絶対に交換したほうがいいと思います。
ガソリンスタンドでアルバイトをはじめ、その後指定整備工場へ就職。
働きながら、3級ガソリンエンジン、2級ガソリン自動車の整備資格を取得。2級整備士の資格を取得後整備主任に任命され、自動車検査員の資格を取得。
以後、自動車整備の現場で日々整備に励んでいます。
現役自動車整備士であり、自動車検査員。YouTuberもやっています。車の整備情報から新車、車にまつわるいろんな情報を365日毎日更新しています。TwitterやInstagram、YouTubeTikTokも更新しているのでフォローお願いします。