先日、ステアリングラックを交換したんですが、パワステオイルの交換ってどうなのかと考えてみた。
パワステオイルを交換する人って、本当に少ないと思います。
しかし、パワーステアを作り出す油圧というのは、他の油脂の中でも相当高く設定されている。
つまり劣化しやすいという状況でもあるわけです。
パワステオイルが劣化した状況は、ハンドルを切ったときにポンプがうなるような音がする。
いつもはウィーンと動いているポンプが、ヴィーンというイメージですね。
ステアリングラックからのオイル漏れの原因は、内部のオイルシールの劣化に他なりませんが、
オイルシールも、汚いオイルを使い続けているとやはり劣化が進むわけですね。
それだけスラッジがたまって、スムーズにラックが動かなくなるわけですから。
なので、パワステオイルも交換をしたほうがいいという結論に達するわけです。
特にうなりが凄いパワステなどでは、オイルを2度3度交換するだけでもかなり音が小さくなります。
そういった意味合いを込めてもパワステオイルは交換すべき。
その頻度はどの位かというと、少なくとも5万キロに一度は交換したほうがいいかなと。
1リットルでもいいので、リザーブタンクからスポイトで抜いて、抜いただけの新油を入れる。
そしてハンドルを左右に何度も切って、再びリザーブタンクから抜く。そしてまた新油をいれる。
この繰り返しだけでも効果がある。これだと、1リットルのペットボトルとパワステオイルと
スポイトだけで簡単にパワステオイルが交換できるのである。
ぜひとも油圧のパワステを採用している車に関してはパワステオイルの交換も視野に入れてくださいね。
ちなみに専用オイルを使っている場合は汎用ではなくて純正品を使用しましょう。
ガソリンスタンドでアルバイトをはじめ、その後指定整備工場へ就職。
働きながら、3級ガソリンエンジン、2級ガソリン自動車の整備資格を取得。2級整備士の資格を取得後整備主任に任命され、自動車検査員の資格を取得。
以後、自動車整備の現場で日々整備に励んでいます。
現役自動車整備士であり、自動車検査員。YouTuberもやっています。車の整備情報から新車、車にまつわるいろんな情報を365日毎日更新しています。TwitterやInstagram、YouTubeTikTokも更新しているのでフォローお願いします。
コメント
いつも情報ありがとうございます。
参考にさせていただいています。
パワステオイルは確かにそうですね。
車検の際にもほぼ変えることはありませんね。
自分の車はトヨタ アルテッツァですが、マイカーなので5万キロに満たない時でもおっしゃられる通りのやり方で交換しますね。
早朝や寒い時期には初期の動きが重く感じたことがあったので定期的に変えるようになりました。
mhoエンジニアリングの旧HPで掲載されていたのを見てしばらく前に実践しました。
異音がなくなるのは想定内でしたがリザーバータンクとホースの接続部からのにじみが止まったのには驚きました。
粘度が関係しているんでしょうかね。
こんなやり方でも排出してきたオイルは真っ黒なのでびっくりします。
そうかもしれないですね。
パワステオイルを交換していない車は交換すると、ポンプの音が静かになるのでおすすめです
希釈法でパワステオイル交換しました! タンクないのオイル抜いて新しいオイル入れてハンドル5~6回きってまた抜いて・・、3回くらい繰り返しました。かなりきれいになってこれでよし!と思って走ってきてちよっと気になるので念のためもう一度、ちょっとだけ抜いてみたら・、じぇじぇじぇ! まだ黒いです! なんでだろーと思いディーラーに聞いてたら、パワステオイルは後ろの4WSのパワーシリンダーまで言ってるから量が多いとのこと。希釈して交換するばあいはハンドル切るだけではなく走らせてから交換したほうがいいとのことでした・。GTO、めんどくさいです・・。
希釈法でもビフォーアフターでみると相当汚れているのが分かりますよね。僕の車もパワステオイルが減ってきています。ポンプなんだよな・・あの車。