三菱の軽トラックのミニキャブが入庫してきました。
入庫時から、なんだか失火をしていてエンジンの調子がすこぶる悪い・・・。
原因を追求していったら、まずそもそもクーラントが入っていない・・・。
なんでクーラントが入っていないのか？漏れているような様子はない・・。調べてみたら電動ファンが壊れているようでそれが原因でオーバーヒートを起こしているようです。
さらに調査を進めると、どうやらヘッドは飛んでいるようで、その他諸々のダメージを考えたらリビルトへの載せ替えになりました。
リビルトエンジンが到着するまで、とりあえずミッションのみを降ろして待機していました。
久しぶりのリビルトエンジン。
やっぱりタイミングベルトカバーがついていない・・・。
日常業務の合間を縫って、エンジンを降ろしていきました。
ガスケットキットは付属しているので、補機類などを移植していきます。
リビルトエンジンへ載せ替えるより中古といった手段もありましたが、お客さんとのヒアリングを重ねていくと、ちゃんとしたもので直して欲しいとのこと。
そして、乗り換える元気もないからしばらくこのミニキャブを使うと。
エンジンブローって、何か原因があって起こります。その原因をちゃんと追求しておかないと、リビルトだろうが新品だろうがまたすぐにダメになってしまう。
今回は電動ファン故障によるオーバーヒートだったので、水回りのメンテナンスもきっちり行っていきます。
ガソリンスタンドでアルバイトをはじめ、その後指定整備工場へ就職。
働きながら、3級ガソリンエンジン、2級ガソリン自動車の整備資格を取得。2級整備士の資格を取得後整備主任に任命され、自動車検査員の資格を取得。
以後、自動車整備の現場で日々整備に励んでいます。
現役自動車整備士であり、自動車検査員。YouTuberもやっています。車の整備情報から新車、車にまつわるいろんな情報を365日毎日更新しています。TwitterやInstagram、YouTubeTikTokも更新しているのでフォローお願いします。