ダイハツが15万台規模の燃料ポンプリコールをだしました。
OEMのトヨタとスバルを含めて約15万台規模。
2年前に95万台規模に膨れ上がった大規模リコールの範囲を拡大した形となりました。
今回はダイハツが先陣を切って追加リコールに踏み切ったので、他のメーカーも追従してくる可能性もあります。
もう少し台数は増えるかもしれませんね。
この燃料ポンプリコールで困るのは車が止まってしまうということに尽きます。エンジンが止まってしまい、かからなくなります。何をしてもかかりません。
燃料がエンジンへ送られないので当然といえば当然ですけど。
シチュエーションによっては、非常に危険ですよね。例えば高速道路を走ってる時にいきなりガス欠のようになって止まってしまったらどうでしょう？
片側一車線で、路側帯まで距離がある。そんな場合にポンプ停止とかあったら、いろいろな意味で人命にかかわるし詰んだ状態になってしまいます。
それだけではなく場合によってはエンジンに深刻なダメージが及ぶことがあるんです。
燃料でエンジンを希釈してる
燃料ポンプで怖いのは、エンジンへのダメージです。
例えばものすごい全開走行をしている時を想像してみてください。
燃料をガンガンと噴いて、バンバン燃やしながらエンジンに負荷をかけて高速走行をしています。
そんな時急に燃料ポンプが止まったらどうなるか？
実はエンジンって、オイルで潤滑や冷却をしているだけでなく、噴射しているガソリンでも冷却しています。
超高負荷状態で急に燃料がカットされると、高温になった燃焼室やピストンの冷却が追いつかずに、エンジンが壊れることがあります。
チューニングカーなどではよくあるパターンで、通常使いではあまりないかもしれませんが。
エンジンが高負荷状態でのガス欠って、非常にエンジンに良くないということなんです。
アイドリングで止まるのとはまったく訳がちがいますからね。
なので、この燃料ポンプリコールって非常におっかないので早めに受けた方がいいです。高速を乗る人なんか絶対早くに受けてください。
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ガソリンスタンドでアルバイトをはじめ、その後指定整備工場へ就職。
働きながら、3級ガソリンエンジン、2級ガソリン自動車の整備資格を取得。2級整備士の資格を取得後整備主任に任命され、自動車検査員の資格を取得。
以後、自動車整備の現場で日々整備に励んでいます。
現役自動車整備士であり、自動車検査員。YouTuberもやっています。車の整備情報から新車、車にまつわるいろんな情報を365日毎日更新しています。TwitterやInstagram、YouTubeTikTokも更新しているのでフォローお願いします。