VWのポロ
型式 GH-9NBKY
18年式
車検で入庫しましたが、ドライブシャフトのアウターブーツが破れていたので
交換することになりました。
ポロのドライブシャフトアウターブーツ交換をレポートです
ゴルフもそうだったけど、小さいブーツバンドで固定してあるところから千切れてしまっていた。
まずはタイロッドエンドとナックルの結合を外す。
ロックナットは19mm。
ロックナットを外したら、SSTがなければナックルをハンマーでちょっと叩けば外れます
次はキャリパーを外す。六角もしくはトルクスT40というサイズだったと思う。
ネジが2本です。ゴムのめくらを外すとネジが隠れています
次に、ローターを外します。これもトルクス
トルクスのネジを外して、ローターをちょっとプラスチックハンマーで叩けば外れます
続いてロアアームとナックルの結合部分のロックナットを外します。19mm
おそらくロックナットで共廻りしてしまうので、ウォーターポンププライヤーなどで
ボールジョイントのシャフトを押さえながら19mmのネジを回して外す
ブレーキのバックプレートも邪魔なので外します。8mm3本です
ロアアームとナックルを外す。タイヤレバーでロアアームを下げてやると抜けます。
続いてドライブシャフトをねじ山に注意しながら叩いていく。
そうするとハブからシャフトが抜けてきます
それでここまできます。続いてドライブシャフトをサイドブランジから切り離して車両から外します。
しかし、問題なのはここで特殊工具が必要になるということ
ドライブシャフトは、インナーブーツ側でサイドフランジに6本のネジでとまっています。
そのネジが、トルクスを12角にしたような形状のものなのです。
こういう工具が必要。先輩が持っていたので借りました。2500円くらいするそうです。
そしてこのネジにはネジロックが塗布されているので相当硬いです。
下手したらすぐにネジ山を舐めてしまうので、超慎重に緩めましょう
シャフトにバイスプライヤーで噛み付いて、ロアアームの部分で抑えて周り止めにして、
この特殊のネジを6本外していきます。ものすごく硬いです。下手したら工具もいっちゃいます。
まだ折り返しにもなりません
ドライブシャフトからアウタージョイントを外します。Cリングで止まっているだけなので、
まっすぐに叩けば抜けるはず
プラスチックハンマーで、アウタージョイントをこんこんと叩くと抜けてきます
そうしたら、小さいブーツバンドを先に入れる。そのあと新しいブーツをシャフトへ入れる
大きいブーツバンドをセットして、グリスをブーツに半分くらい入れる
アウタージョイントにもグリスを入れて、シャフトにアウタージョイントをあてがって、
アウタージョイントを叩いてドライブシャフトにはめる
CリングがうまくはまればOKです。
確実にジョイントがはまったことを確認したら、ブーツバンドをかしめる
これでドライブシャフトブーツの交換は終わり。あとは車両に戻す
ということでVWポロのドライブシャフトアウターブーツ交換でした。
ゴルフのほうがジョイントが簡単にぬけるから楽チンだったなあ。
ガソリンスタンドでアルバイトをはじめ、その後指定整備工場へ就職。
働きながら、3級ガソリンエンジン、2級ガソリン自動車の整備資格を取得。2級整備士の資格を取得後整備主任に任命され、自動車検査員の資格を取得。
以後、自動車整備の現場で日々整備に励んでいます。
現役自動車整備士であり、自動車検査員。YouTuberもやっています。車の整備情報から新車、車にまつわるいろんな情報を365日毎日更新しています。TwitterやInstagram、YouTubeTikTokも更新しているのでフォローお願いします。