ポロです。
バックドアが開かなくなったということで入庫
ポロ バックドア開かない故障
試してみたら、確かにまったく開きません。とりあえず何とかして開けてからじゃないと・・
車内からハッチを見てみると、なにやら怪しげな穴が・・
どうやらここにマイナスを突っ込んでレバーのようなものを上に上げれば
エマージェンシーでバックドアを開けることが出来るらしい。良かった
とりあえずハッチをあけて内張りを剥がしてみました。
観察すると、バックドアのアウターハンドルはリンケージを動かして機械的にハッチをあける方式ではなくて、
バックドアのアウターハンドルでスイッチを操作して、モーターでハッチを開ける方式の模様。
うーむ怪しいところが満載だ。
まずはスイッチのほうから点検に入ります。スイッチにつながるカプラーを直結してみる作戦
スイッチが壊れているのなら、こいつを直結すればーモーターが動くはずである
カチっと
!!
動きました。ええ?動くじゃん。どうもスイッチがうまく機能していないみたい。
さらに疑い深い僕はスイッチを取り外すことに
これがバックドアハンドルのスイッチになります。バックドアのアウターハンドルを操作すると
こいつのスイッチを機械的に押したり離したりする。そしてモーターを動かすといった仕組み
サーキットテスターでスイッチONとOFFのときの導通を調べてみると
ばっちり導通している。
スイッチは壊れていない
ええ?じゃあなんで開かないのだ?
ということで、さらに観察
アウターハンドル動かさない
動かす
全く変化していないようですが、どうやらスイッチを操作しきれていない模様
これがスイッチ部になりますが、耳を澄ますと、ON、OFFのカチッという音が聞こえる。
車両につけた状態で試すと、やはりアウターハンドルではスイッチを動作仕切れて居ない。
考えられるのは、スイッチの当たり面が減ってきているか、アウターハンドルが減ってきているか。
それか、操作を繰り返すことによって、スイッチの固定自体に若干のクリアランスができているか。
いずれにしてもスイッチが壊れていないということなので、調整してアウターハンドルがスイッチをON、OFFしきれるようにして直しました。
直すとしたら、アウターハンドルとスイッチを一緒に交換するのが望ましいと思います。
ポロのバックドアが開かない修理でした。
ガソリンスタンドでアルバイトをはじめ、その後指定整備工場へ就職。
働きながら、3級ガソリンエンジン、2級ガソリン自動車の整備資格を取得。2級整備士の資格を取得後整備主任に任命され、自動車検査員の資格を取得。
以後、自動車整備の現場で日々整備に励んでいます。
現役自動車整備士であり、自動車検査員。YouTuberもやっています。車の整備情報から新車、車にまつわるいろんな情報を365日毎日更新しています。TwitterやInstagram、YouTubeTikTokも更新しているのでフォローお願いします。
コメント
昔ながらのワイヤー式なら、故障診断とても分かりやすいのに…。
なんでもかんでも電気式って、自分的には好きになれません…。
まっ、時代の流れには、逆らえませんけどねぇ…。
電気式だと応急処置ができない場合が多くて嫌いですね