プラグの熱価について

今回はプラグについて

ガソリンエンジンに必要不可欠なこのスパークプラグ。

よくプラグが、かぶるって表現しますよね?

これはプラグがガソリンでびしょびしょになってしまって

火が飛ばなくなること。

かぶったプラグって見たことある?
百聞は一見にしかず

plug-no1
どう?

これはもうびしょびしょな領域にはいっております。

もちろんセルを回してもエンジンはかかりませんでした。

本来プラグというものは2万キロくらいで交換してあげる必要があります。
純正のイリジウムプラグなどは10万キロOKだけど、
そのほかは大抵2万キロ目安。

ロータリーエンジンなんかはプラグをかえると一発で
始動性が良くなったのを体感できます

なぜプラグがかぶるのか!?

まずは熱価が関係しています。

読んで字のごとく、どのくらいの熱量に耐えられるか?
ってことなんです。

チューニングエンジンは、熱量もノーマルエンジンよりも多いため、
熱価をあげたプラグをつけてやらないと

電極が熱でとけちゃうんですよ。

そうなるとこまるから熱価をあげたプラグをつけてあげる。

熱価のあがっているプラグは構造的にどう違うのかって言うと
簡単明快

plug-no2
矢印で記したプラグの電極の穴

これが深いか浅いかってことなんです。

穴が深いと熱価が低い。
つまりノーマル向け。

プラグの電極の穴が深いと、それだけ熱がプラグの中にこもりやすい。
プラグが温まりやすいというわけ。

で、穴が浅いと
チューニングエンジン向け。

穴が浅いと、熱が放出しやすいので、熱に強くなります。プラグに熱がこもりにくくて
いわゆるコールドタイプ、熱価の高いプラグということになるのです。

熱価の高いプラグは、高温には強いけど、エンジンを回して熱を常時与えていないと
すぐにかぶってしまうのです。
プラグが被りやすいひとは熱価を落としてあげてみてください。

プラグの焼け具合が黒かったらかぶり気味。
熱価をおとしましょう。

プラグが白かったら燃えすぎ。
熱価をあげてあげましょう。

これがプラグの熱価というものです。

では、何年も乗っていない、プラグのかぶったエンジンをかけるにはどうするか?

まずは当然ながら全てのプラグを外しましょう。

で、プラグを外した状態ですこしクランキングします。

セルモーターを回すんですね。

こうすることで、燃焼室内のふるくて濃い混合気を排出してあげます。

で、新しいプラグをつけてあげます。

そうして、アクセル全開にしながらクランキングします。
初爆が起こるまではひたすらクランキング

それでもエンジンがかからないときは一度クランキングを休んで
数秒休んでもう一度クランキング。バッテリーあげちゃったらこまるからね。

これで多分かかります。これでもかからない時は
火花が飛んでいないのかもしれません。

どうですか!?なかなかプラグもおくが深いでしょう!?
でもプラグって、換えてやれば、何かしろ体感ができるから交換をお勧めしますよ!

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スパークプラグ

是非ご覧になってください。めちゃくちゃ安いよ。

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