とある外車のスパークプラグが1本4000円オーバーだったことに驚き・・何故こうも値段が違う?

この前とある外車の車検整備が入ってきました。内容はエンジンの消耗部品の交換がほとんどで、エアクリーナー、エンジンオイル、オイルフィルター、補機ベルト、スパークプラグ。

この辺を交換する作業でした。

この中で一番驚いたのがスパークプラグです。なんと1本売価で4000円オーバーだったんです。4気筒エンジンだったのでプラグの部品代だけで16000円・・・。

毎日見積もりを作ったりしているので、概算金額でこのくらいだろうなと思っていたものをはるかに凌駕してくれた値段でした。

この外国車、スーパースポーツでもなんでもなく大衆車です。

大衆車の中でもそのメーカーでは下の方に位置する車種。つまり上位車種になるともっとすごいのか?と。

大衆車でスパークプラグが1本4000円するとなると、なかなかたまったものではありません。高くても3000円位で収まるだろう!という期待はもろくも崩れ去りました。

取りつけたプラグは純正を取り寄せたという事ですが、高い。

スパークプラグは300円から4000円オーバーまで!何が違う?

スパークプラグって、昔の車に使われてるグリーンプラグだと定価でも600円くらいです。ただし電極が摩耗するので、2万キロに1回は交換を推奨されていました。

その点長寿命のイリジウムタイプになると、電極がイリジウムなので摩耗度合いがすくなくなり、長寿命化がなされています。

KR7AIというスズキに使われてる片白金プラグは、片側の電極のみに白金チップがついてるので、消耗度は2万キロ時で交換。

その割に普通のプラグの2倍以上の価格だったという、なんともいただけないものもあります。

どうしてこうも値段に差がでてくるのか?グリーンプラグならネットで買えば1本300円台で買えます。売価とはいえ4000円のプラグって一体なに?

プラグの値段は電極もさることながら、構造でも左右されると思います。

例えばネジ山が長いロングリーチプラグ。

これはエンジンの冷却水を通すウォータージャケットをたくさん作ることができるメリットがあります。ネジ山部を長くして、クーラントを通す空間をたくさん設けることができる。

すなわちエンジンの温度を安定してコントロールできやすい。

この手のプラグもやはりちょっと高かった。今までのプラグよりもネジ部が長い特殊な構造をしているからですね

ロータリーエンジンに使われているプラグも昔から高かったです。電極が丸い形をしていて、ロータリーの場合レシプロの3倍燃焼している為、摩耗も早い。

1ローターあたり2プラグなので、2ローターのRX-7や8は4本使われていましたね。

ただし、一本4000円はしませんでしたけどね。

ちなみに今回4000円オーバーだった某外国車ですが、数年前に上位車種をよく車検整備していました。装着されていたプラグが上位車種なのに普通のグリーンプラグ。

値段は安くて1本1000円もしませんでしたが、どうしてイリジウムじゃないの?ってその時は驚きました。

6気筒だったその車は6本ですから6000円。まあ安いですよね。

その数年後に出た下位グレードの車種が1本4000円のプラグを装着してきているということは、今の上位車種はどんな状況になっているのか・・?

こうやって書くと、外車はそれを踏まえて乗ってるんだからいいだろう!と言われてしまいますが、そのメーカーで一番下位グレードの大衆車だから、プラグの価格になんともクエスチョンマークが点いてしまいました。

僕はいつもDENSOのイリジウムタフを使っています。長寿命で高性能!そして流通価格が安くて安心のDENSO製。最高です!

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