お客さんから、
「車のキーレスが利かなくなったんで見てください」
という要望があったので、修理することに。
車両はスバルのプレオです
これは送信機のほうね。リモコンのほう。
リモコンドアロックは、送信機により発信された信号を
受信機が受け取って、ドアの内張りにあるアクチュエーターに信号を送って
自動開閉させるもの
リモコンドアロックが壊れたら
①送信機の不良
②受信機の不良
③アクチュエーターの不良
大まかに分けて、この3種類があります。
取り合えずお金のそんなにかからないところから手をつけて見ました。
この手のトラブルで一番多いのが送信機の電池切れ。
在庫してあったボタン電池と入れ替えて見ます。
基盤のハンダをチェック。特に以上は見つからないので電池のみ交換
そして、送信機を操作しても反応がない。
うーむ困ったねぇ。どこがどう壊れているのやら。受信機やアクチュエーターというトラブルはあまり
考えられないので、さらに推し進めて送信機をチェック
このスバルのリモコンドアロックの、送信機はこういう方法で
故障しているかどうかを判断できます。
電池を新品に換えた状態で携帯のカメラで覗きながらスイッチを入れる
正常ならこのように、携帯のカメラのファインダーごしに赤外線が見えます。
壊れていると
これは携帯カメラのファインダー越しだけでなくて、デジタルカメラで覗いてみてもOK
実際これはデジカメで生きているキーレスの赤外線を撮ってみました。
結構簡単でしょ?要するにキーレスがぶっ壊れてるなぁと思ったら
まずはカメラ携帯で赤外線を見ろってことなのです。
光ってなかったら、電池をかえて再度ちぇっく。
そして赤外線がでて動けばOK
赤外線は出ているが動かないと、受信機やアクチュエーターが壊れています。
でも大体は送信機のほうがぶっ壊れていますよ。
そして部品屋にキーレスの送信機だけをお願いしました。7000円くらいね。
そして、その送信機を受信機に登録させて、動作を確認して終了。
スバルのプレオの場合、ハンドル下に1極のカプラーがあります。
それをつないでやって、キーレスを操作してやります。そしてまたカプラーを抜いておく。
これで送信機の設定は完了です。
ガソリンスタンドでアルバイトをはじめ、その後指定整備工場へ就職。
働きながら、3級ガソリンエンジン、2級ガソリン自動車の整備資格を取得。2級整備士の資格を取得後整備主任に任命され、自動車検査員の資格を取得。
以後、自動車整備の現場で日々整備に励んでいます。
現役自動車整備士であり、自動車検査員。YouTuberもやっています。車の整備情報から新車、車にまつわるいろんな情報を365日毎日更新しています。TwitterやInstagram、YouTubeTikTokも更新しているのでフォローお願いします。