ちょっと珍しい事例だったので、取り上げてみます。
車はムーヴキャンバスです。
お客さんから、急にエンジンが吹けなくなって、スピードもでなくなってしまった。という依頼です。
新車からまだ1年ほどしか経過していない車で、走行距離も3500kmにすら達していません。
車を引き上げてエンジンを始動するとこの状態。
Pレンジのアイドリングでエンジン回転数が2000回転までの上昇を繰り返して、ハンチングを起こしています。
そして、メーターにはありとあらゆる故障のお知らせ・・・。
出張で、ざっとコードを古い診断機ですが読み取ってみたらこの状態です。
スロットルシステム異常と出ています。
Dレンジにして走り出すとフェイスセーフに入っていて、スピードが出ません。
調べていくと、どうやら電子スロットルの異常のようです。
電子スロットルが壊れているとなると、Nレンジの場合2000回転。Dレンジの場合は4000回転で燃料カットをされてしまいます。
こんなに新しいのに電子スロットルが壊れちゃうの?と不思議に思いつつディーラーへ保証修理を依頼すると、やはり電子スロットルASSYを交換となりました。
ガソリンスタンドでアルバイトをはじめ、その後指定整備工場へ就職。
働きながら、3級ガソリンエンジン、2級ガソリン自動車の整備資格を取得。2級整備士の資格を取得後整備主任に任命され、自動車検査員の資格を取得。
以後、自動車整備の現場で日々整備に励んでいます。
現役自動車整備士であり、自動車検査員。YouTuberもやっています。車の整備情報から新車、車にまつわるいろんな情報を365日毎日更新しています。TwitterやInstagram、YouTubeTikTokも更新しているのでフォローお願いします。