Categories: 日記・戯言

知り合いの車がオーバーヒートしたという話

つい先日のことですが、パパ友さんの車が送迎中にオーバーヒートをしてしまいました。

子供が部活を始めるといろんな場所に遠征に行くようになり、僕もある程度はサポートできるように最低限のグッズを積んでいきましたけど、今回は無理でした。

今の車ってオーバーヒートするんですね・・・。と同行していた親御さんからびっくりした声が上がっていましたが、オーバーヒートはいくらでもありえます。

今回知り合いの車がどのようなオーバーヒートを起こしたかというと、ラジエターがパンクしてしまった。いわゆる経年劣化によるラジエタータンクの樹脂部分からの破裂。

これって、防ぎようがあったのか?ないのか?と言われると、ちょっと難しいねと答えておきました。

まず、今の車についてオーバーヒートっていうトラブルはあまり聞かなくなりました。それは何故かというと、今の車は昔のように冷却能力が不足しているがためのオーバーヒートはほぼなくなりつつあります。

それでも真夏の炎天下、上り坂での大渋滞などに遭遇すると、今の国産車でもオーバーヒートを起こす車が出るかもしれない。しかしその確率はかなり減っています。

では何故車がオーバーヒートするのか?メンテナンス不足でのオーバーヒートは半分くらいの可能性。それ以外は何かというと、突発した自体によるオーバーヒートですね。

メンテ不足で陥るオーバーヒートっていうのはどういうものか?

このオーバーヒートなら防げたなという代表的な故障は、ベルト切れです。今の車はファンは電動ファンを使ってるから関係ないんじゃない?という人もいますけど、補機ベルトでウォーターポンプを駆動している場合。

これはベルトが切れてしまえばダメです。冷却水を圧送するポンプが物理的に回ってないのだからオーバーヒートします。

これと同じ部類に入るのが、すでに漏れているウォーターポンプを放置している場合。ラジエターのサブタンクを見て、減りが早いと感じたら漏れている箇所を特定しないといけない。

ウォーターポンプの漏れって、エンジンによっては見えにくい場所にありますから。

あと事前に防げるオーバーヒートは、各冷却ホースの交換といったものですね。今はホースの耐久力もかなり向上してきたので10年、10万キロ程度で破裂することは少なくなってきました。

それでも10年10万キロを経過したなら、ホース類の交換をしたほうが安心です。

予測できないオーバーヒート

予測できないオーバーヒートはどういうものがあるか?これは知り合いに起こったラジエターのパンク。前兆があれば防ぎようがあります。ですが、目視でこれは危ないな・・・と判断しにくいのがラジエターです。

部品自体もかなり高額なので、定期交換するには足踏みしてしまいます。そして、電動ファンの故障なども防げませんね。

渋滞にはまって電動ファンが故障したらあっという間にオーバーヒートします。この電動ファンモーターも定期交換部品とは言わない部類なので、防げない。

突発的なトラブルが発生すると、今の車でもオーバーヒートします。

100% オーバーヒートを防ぎたいなら

いや、オーバーヒートは絶対にしたくない!100%防ぎたい。

ではどうするか?これはもうメンテナンススケジュールを組んで定期的に部品を交換するしかないです。例えばラジエターだって10万キロ超えて1回交換しておけば、理屈でいうと次の20万キロ時点まで寿命という側面からみれば持つ。

ベルトも3万キロすぎたら交換。ホース類も同様です。10年10万キロ超えたら交換。こうやって冷却系を構成しているパーツを交換していく。

スケジュールで故障する前に交換していけばオーバーヒートはほぼ防げます。タクシーなどが好例ですよね。運送がストップしてはまずいわけで、構成部品をどんどんと交換していきます。

突発的なトラブルを早期メンテナンスで防ぐ。どちらにせよ遠出などをする前は必ずエンジン周りのチェックくらいはしないとダメです。

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