前々から思っていたんですよね。リコールって言うのは自動車メーカーが製造途中で出した不具合を
自主回収して無料で手直しする作業ですよね。実際に作業を行うのは販売店であるディーラーですが。
ディーラーは販売した顧客へダイレクトメールを送って、リコール作業をしに来てもらう。
リコールで代車とかそういう話はあまり聞いたことがありませんが、作業は無料です。
リコールが出始めの頃って言うのは結構作業が集中するじゃないですか?とくにダイレクトメールを
もらってからは、自分自身でアクションを起こす必要性もあるわけで、ディーラーに問い合わせの
第一報を行うのはユーザーであることが多い。
ではこのリコールを放置していたらどうなるか?いつまで作業をやってくれるのか?
おそらく作業を終えるまでの有効期間なんていうものはないはず。だいたいある程度の期間で集中して
行うんだろうけれど、中には忘れられている車だってあるでしょう。
今回アトレーのリコールを行いましたが、その中にブレーキパッドの交換があります。新品の純正パッドに
無料で交換してくれるんですよ。これはこれでお得じゃないですか?だったら、今使っているブレーキパッドが
減ってきてから作業をしてもらったほうが、ユーザーにとっては一番お得でしょう?
それを見分けられる人じゃないと駄目だけど、リコールの内容によっては作業をある程度引っ張ったほうが
いいということも言えるのかもしれません。
昔は三菱のミニキャブのミッションを載せかえるという激しいリコールをやったことがありますが、
乗っていた人ではもう10万キロ近い車もありました。10万キロ近くまでミッションを酷使しておいて、
新品にタダで換えてくれるんですよ?すごいことですよね。まあミッションのせかえなどになってくると
結構危険なリコールでもあるので早急に手を打ったほうがいいといえますけれど。
ボクの車もリコールが出ていますが、無視しています。別に走行上どうなるかっていうような部位じゃないし、
どうでもいいかなと。
こういう考え方も困っちゃうのかもしれませんね。ディーラーから言わせると。
ガソリンスタンドでアルバイトをはじめ、その後指定整備工場へ就職。
働きながら、3級ガソリンエンジン、2級ガソリン自動車の整備資格を取得。2級整備士の資格を取得後整備主任に任命され、自動車検査員の資格を取得。
以後、自動車整備の現場で日々整備に励んでいます。
現役自動車整備士であり、自動車検査員。YouTuberもやっています。車の整備情報から新車、車にまつわるいろんな情報を365日毎日更新しています。TwitterやInstagram、YouTubeTikTokも更新しているのでフォローお願いします。