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大型車のスペアタイヤ脱落による事故について、車検ではどうチェックされるのか?

最近はネガティブなニュースばかり報道で出てきます。高速道路にてスペアタイヤ脱落による事故。これを受けて国土交通省がプレスリリースを出しています。

スペアタイヤ落下事故防止のための大型トラックの緊急点検の実施について

スペアタイヤを積んでいる車ってまだまだたくさんあります。その積んでいる場所に今回は問題があったわけです。

基本的にトラックやら貨物車の多く、というかほとんどは車の外に固定されています。5ナンバーサイズのミニバンも多くは車外に固定されてますね。

コンパクトカーやら軽自動車になるとトランクルームの下に設置されている車種もあります。スペース上の都合で、車外に固定されている車は半分くらいあるんじゃないですかね?

そんなスペアタイヤが道路に落っこちてしまったということ。これは一体なぜか?

まず車検ではスペアタイヤの検査があります。それはスペアタイヤの空気圧点検。指定記録簿の点検だけを済ますなら、エアーバルブの向きによってはスペアタイヤを外すことなくエアー調整をすることが可能です。

しかし、エアバルブの位置がエアゲージが入らない場所や裏返っていたりすると、車検では取り外して空気圧を調整しなければいけない。

ここに問題があるわけです。スペアタイヤの空気を固定されたままでも調整ができる車種の場合脱着されないでずーっとそのままの可能性もある。

結構多いんです。当社でやっている以外の車が車検に入ってくると、スペアタイヤを取り外すネジがまったく緩まなくなっているとか、スペアタイヤホルダーが錆びて朽ち果てそうになっているなんていう車。

僕は車検整備っていうのは、基本的に稼働させる部分やらは動かすものだと思っています。スペアタイヤだって基本的には取り外してエアー調整をするべき。

車検の時にでも毎回脱着されていれば、その異変というのに気づいていたはずなんですよね。動きが渋いから次は交換しないといけないとか、ホルダーがサビ落ちちゃいそうだから交換が必要だとか。

今回こういう事故が起こったわけですので、車検の時には必ずスペアタイヤは脱着して点検をしてもらいたい限りです。

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