同じエンジンで違う車種。というタイトルで。
先日、ホンダのアクティのタイミングベルトを交換しました。このE07というエンジンはライフではタイミングベルト交換をしたことがあったのですが、アクティは初めて。
ライフではなかなかに苦戦したのでアクティもどうかなと思っていたらあっさり終わった。
これは同じエンジンでも違う車種というところがポイントなんだと思います。
ライフのタイミングベルト交換でてこずったのは、エンジンマウントのボルトが抜けなかった。
ボルトをぬくクリアランスが確保できなかったので、リフトを上げたり下げたりエンジンを持ち上げたり下げたりの繰り返しで時間がかかった。
しかしアクティになると冷却水のホースを抜いてしまえば、エンジンは下まで下がる。
そうするとエンジンマウントのネジは簡単に抜ける。あとはタイベルの交換は同じ。
このように同じエンジンでも車種が違うと時間的にも相当な差が出てきます。
日産のシルビア系のSRエンジンもその昔にはブルーバードやプリメーラにも搭載されていた。
SRエンジンも縦置きと横置きでは整備性がなかなかに変ってくるわけですね。
エンジン自体は同じなので整備はかわりないんですが、やりやすさ、やりにくさが変ってくる。
逆にほぼ同じボディで、同じエンジン、違う車種というのは整備性は殆ど同じ。
例えばアルトとワゴンRとMRワゴン。これは整備性に関して言えば全く同じ。しかしこれが
エブリィになってくるとキャブオーバーで且つ縦置きになるのでターボの交換はかなり違う。
このように同じエンジンで違う車種というのは簡単なようで難しかったり難しいようで簡単だったりするわけです。
ガソリンスタンドでアルバイトをはじめ、その後指定整備工場へ就職。
働きながら、3級ガソリンエンジン、2級ガソリン自動車の整備資格を取得。2級整備士の資格を取得後整備主任に任命され、自動車検査員の資格を取得。
以後、自動車整備の現場で日々整備に励んでいます。
現役自動車整備士であり、自動車検査員。YouTuberもやっています。車の整備情報から新車、車にまつわるいろんな情報を365日毎日更新しています。TwitterやInstagram、YouTubeTikTokも更新しているのでフォローお願いします。