エンジンに必要不可欠なオイル。エンジンオイルは、エンジンがかかっている間はオイルポンプで各部へ圧送されて循環しています。
エンジンを停止すると、オイルがどこにいくのかというとオイルパンにたまります。
オイルパンはエンジンの一番下部に取り付けられている容器です。材質は鉄のものとアルミのものがあります。
このオイルパンの交換時期はどの程度のものなのか?
目次
オイルパン交換時期
まず、オイルパンという部品ですが本来交換時期というものはありません。交換が必要になるのは、ぶつけて穴が空いてしまったとか錆びて穴が空いてしまった。はたまたドレンボルトのネジ山が壊れてしまった場合など。
鉄のオイルパンは山間地では錆びて穴が開くことがたまにあります。車検ごとに下回りの塗装を省いた安い車検を繰り返すと、錆びて穴が空いてしまう。こうなるとオイルが漏れだすので交換。
そして、ぶつけて曲がってしまった。もしくは穴が空いてしまった場合。これもオイルが漏れるので交換。最後に今多いのがアルミのオイルパンのドレンボルトをなめてしまった場合。ヘリサートなどでリカバリーすることはできますが、繰り返すと最終的には交換が必要になってきます。
オイルパンの交換時期は、 錆びや損傷で穴があいてしまった場合、ネジ山をなめてリカバリーが難しい場合になります。
オイルパン交換費用はどのくらい?
オイルパンの交換費用はどのくらいかかるか?
オイルパンを交換すると必然的にエンジンオイルが抜けてしまいます。そして、オイルパンのパッキンには液体ガスケットが使われているのでその費用。あとは部品代と工賃。
車によってはサスペンションのメンバーが邪魔で簡単に交換できない場合もあります。
それらを踏まえた交換費用はどのくらいか?
オイルパン交換費用は1万円〜7万円程度かかってきます。
オイルパンからのオイル漏れはシーリングによるケースも
オイルパンが損傷していないのに、オイルがにじみでてくるというケースも多くあります。この原因はなんなのか?
これは、液体シーリングがなんらかの原因でうまくオイルを保持出来なくなってしまってることです。この場合、オイルパンに損傷がなければシーリングだけをやり直せばオイル漏れは止まります。
長年の経年劣化で液体ガスケットもたまに漏れてくることがあります。そうなったらシーリングをしなおさないといけません。
あとオイルパンはきちんと防錆処理をするということも大切です。
こういった塩害ガードがおすすめです。結構厚めの塗膜で保護します。ある程度速乾性なので乾きもいいです。
ガソリンスタンドでアルバイトをはじめ、その後指定整備工場へ就職。
働きながら、3級ガソリンエンジン、2級ガソリン自動車の整備資格を取得。2級整備士の資格を取得後整備主任に任命され、自動車検査員の資格を取得。
以後、自動車整備の現場で日々整備に励んでいます。
現役自動車整備士であり、自動車検査員。YouTuberもやっています。車の整備情報から新車、車にまつわるいろんな情報を365日毎日更新しています。TwitterやInstagram、YouTubeTikTokも更新しているのでフォローお願いします。