オイルだけでなく、オイルフィルターにも高い物と安い物があるけどその違いとお勧めは?

エンジンオイルって、カーショップやホームセンターに足を運んでみるとわかりますが、本当にいろんな種類のものが売られています。

自分でオイル交換をする人は、これら数あるオイルから選んで買っていかないといけません。ディーラーや整備工場でオイル交換をする人は、

「エンジンオイル交換お願いします!」

と、オーダーすればあとはお店の人がチョイスしてくれます。ただこのエンジンオイルを選ぶという作業は手間なところ半分、楽しみなところでもあります。

エンジンオイルにはぱっと見でたくさんの種類があることがわかります。ではオイルフィルターはどうか?

オイルフィルターもいろんな種類がある

エンジンオイルをろ過してくれる、オイルフィルター。こちらもいろいろな種類のものがあるのをご存知ですか?

オイルフィルターって実は汎用性が高くて、自動車メーカーが違ったとしても互換性があるものもあります。互換性が高いということは、社外部品メーカーが参入しやすい。

例えばAという車種の部品を作るより、AとB両方が使える部品を作ったほうがよりたくさん使ってもらうチャンスがありますよね?

汎用性の高い部品についてはいろんな部品メーカーが社外品を作ってきます。

それでは、純正のオイルフィルターと社外のオイルフィルターなど、種類がたくさん存在する中でどれを選べばいいのか?

これについては、僕は実際にオイルフィルターを分解して中身を検証してみました。

最初に結果を書いておくと、分解して検証したオイルフィルターは3種類。

・純正

・純正推奨社外部品

・格安部品

それぞれのろ紙を分解して広げてみました。

こちらが純正オイルフィルターのろ紙。

純正推奨社外部品のオイルフィルター。

格安のオイルフィルター。

明らかに200円台で買うことができる格安のオイルフィルターはろ紙が薄いのがわかります。これに対して、純正とそん色ないのが純正推奨の部品。

日産でいうとPITWORK、トヨタはドライブジョイ、ホンダはHAMPです。

純正部品がこれら純正社外相当のオイルフィルターと同じ値段で買えるのなら純正一押し。純正が定価でしか手に入らないのなら、純正推奨の社外部品がお勧めであるということです。

格安オイルフィルターについては、毎回オイルと一緒にフィルターも同時交換する人がコストを下げるためならアリかなと。

高性能オイルフィルターはどうか?

前回の検証では3種類しか試していませんでした。しかし、市場には高性能をうたっているオイルフィルターも存在します。

これら高性能オイルフィルターは、まだ分解こそしていませんがおそらく純正を上回る性能をもっているはずです。

これら高性能オイルフィルターはどういった時に使えばいいのか?

僕がお勧めするのは、エンジンに大幅な修理を行ったとき。例えばシリンダーヘッドをOHしたとか、エンジン自体をOHした。そんな時に一番最初に装着するオイルフィルターとして使うということ。

これには理由があります。エンジン内部の部品を交換したりOHしたとすると、厳密にいうと部品のあたりが出るまで慣らしが必要な状態になります。

各部品のあたりが出るまでは鉄粉がいつも以上にい出る可能性がある。それら細かい鉄粉を余すことなくキャッチするために高性能オイルフィルターを使うという事。

あとは純粋にその車とエンジンが大切だから!という理由であえて純正ではなくて高性能フィルターをチョイスするということですね。

車好きな人はオイルフィルターもこだわりで選びたいところ。エンジンを本当に大事に長く使いたいという事であれば、高性能オイルに高性能フィルターを組み合わせることが効果的なのは言うまでもありません。

オイルフィルターをまとめると

最後にオイルフィルターお勧めをまとめてみます。

一番ストライクゾーンが広くてお勧めなのは、純正推奨の社外部品です。ろ紙の状態も純正と同等でした。価格は純正よりも安いです。

しかし純正がそれら純正推奨社外と同じ価格で入手できるのなら、純正をお勧め。

格安オイルフィルターは、毎回オイルと一緒に交換がしたいけどコストは抑えたいという人向け。(こういう人はオイル交換のスパンが短めなので、フィルターが目詰まりするほど使い込まない)

高性能オイルフィルターは、エンジンOHしたあとなど部品の鉄粉をキャッチしたいとき。もしくは車が大切でしょうがない!という方向け!

オイルフィルターをまとめるとこのような使い分けがベストです。

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