自分の車で長期テストをして、ある程度データが集まったので書いてみます。
オイル消費が激しいエンジンに、どのように向き合っていくか?
僕が乗っている車はオイル交換をして、レベルゲージのMAXまでオイルを入れておいたとします。オイル上がりを起こしているので、オイルが減るんです。どの位減るかというと、1000km走るとゲージの半分くらいになってしまう。
つまり2000km走るとゲージの下限まで減ってしまうわけです。
オイル交換の時期は軽自動車のターボでシビアコンディションなら2500km。オイル交換を前にオイルを補充するか何らかしないといけないわけです。
こういうエンジン、結構あります。オイル漏れもさることながらオイル消費をしているエンジン。オイル交換からオイル交換までの間になくなってしまう。
どうすればいいか?選択は3つあります。
・オイルを補充する
・ゲージの下限まで減ったタイミングで早期交換をする
・添加剤を入れる
どれが一番コストパフォーマンスに優れるか?
目次
オイルが減ったらオイルを補充する
最初の選択肢。オイルが減ったら補充する。すごく当たり前の考え方です。
VWなどの欧州車もこの考え方ですね。VWの純正エンジンオイルってロングライフを売りとしています。国産車だと15000kmまでオイル交換しなくてもいいと自動車メーカーはいっています。
VWはそれをさらに上回っています。それだけ長い間純正オイルを使い続けられる為、その間にオイルが減ってきたら補充してくださいという考え方です。
補充しやすいように1Lの純正オイルも販売されています。
次回オイル交換までにどの位補充するのかと、オイル交換のスパンがどの位の距離なのか?そしてオイルの単価はどの程度高いのか?この辺りがポイントになります。
オイルの補充をお勧めする場合は、オイルが高級であるという車。VWの純正オイルなど。そして交換距離がかなり長めの設定であるということ。もちろん次回オイル交換までに4Lも補充しないといけないというのであれば、話は別になります。
1L程度の補充ですむのであれば、高級オイルを長く使う車には補充がお勧めです。
オイル交換の距離を早めにする
続いてはオイル交換の距離を早めにするという選択肢。
これはどういう車に適しているのか?
まず、入れるオイルの単価が安い車。5W-30の鉱物油なんかでいい車ですね。汎用のいわゆるオイル交換1000円!で十分な車。
もう補充するよりも下限まで減ったら交換してしまいましょうという考えです。
ただし条件としては2000km以上はオイル消費がもつこと。さすがに1000kmでオイルがなくなってしまうようなエンジンでは補充の一択です。
1000km毎のオイル交換はコスパが悪すぎますから。
オイル添加剤で消費を抑えるのをお勧めするケース
まず前提として、一度試してみてオイル消費がちゃんと収まるかどうかを確認しておく事。
僕の車にはワコーズのエンジンパワーシールドを入れて試してみました。
すると、オイル消費が劇的に抑えられました。
結果次のオイル交換時期が来ても、オイルの残量はゲージの真ん中以上残っていました。
普段なら空っぽになるくらい減るはずなのに、添加剤できちっと減るのを抑えられたわけです。
オイル添加剤は値段がそこそこします。おそらく安い車ならオイル交換と同等位の金額する。
ではどんな人におススメか?車屋さんやスタンドに行く時間をなかなか取れない人。つまりノーメンテナンスである程度走り切りたい人におススメです。
例えば大学生などに車を乗らせていて、自分が管理してないからオイルが減ってることにすら気が付いてないという場合など。
こういう場合は添加剤を入れておくほうがいいかなと。
減るのを見越して多めにオイルを入れておくのはNGです。エンジンによくないですから。
交換の時間がなかなか取れない人には添加剤という選択肢がお勧めです。
ちなみにエンジンパワーシールドがどのように作用したかを動画としてあげていますので、良かったら見てみてください。
ガソリンスタンドでアルバイトをはじめ、その後指定整備工場へ就職。
働きながら、3級ガソリンエンジン、2級ガソリン自動車の整備資格を取得。2級整備士の資格を取得後整備主任に任命され、自動車検査員の資格を取得。
以後、自動車整備の現場で日々整備に励んでいます。
現役自動車整備士であり、自動車検査員。YouTuberもやっています。車の整備情報から新車、車にまつわるいろんな情報を365日毎日更新しています。TwitterやInstagram、YouTubeTikTokも更新しているのでフォローお願いします。