オイル消費が激しい車に、指定より固い粘度のオイルを入れたらオイルは減ったか?途中経過

僕が乗っている車はエンジンに問題を抱えています。エンジンから異音が出てきていて、オイル消費が激しい。さらには同型のエンジンに比べると明らかに排気ガスが濃い。

著しいパワーダウンなどは感じられないので、中古車だしオイルをいろんな種類試して変化を楽しんでいます。

一番の問題はオイル消費で、しばらく乗って試してみたら1000km走る頃にはレベルゲージの半分位減っていることがわかりました。

つまり1000km走行ごとにオイルを補充しないと、次回オイル交換までにオイルがなくなってしまうわけです。

オイル添加剤を入れたり、フラッシングをしたり。オイルの種類を変えてみたりやってみましたが、今のところオイル消費に関しては変わりませんでした。

試したことがなかったので、前回オイル交換をしたときに15W-50という固いオイルを入れてみることにしました。

指定よりも固いオイルを入れた結果は?

前回入れたオイルはバイク用の15W-50という固い粘度のものです。バイク用ですが、4サイクルのガソリンエンジンには使えるので試してみました。

元々の推奨指定粘度は5W-30です。

指定粘度よりも大幅に固い15W-50を実験でいれてみました。

粘度指数がここまで違ってくると、低温流動性などの問題が発生してくるかなと心配はしていました。朝一のエンジン始動時にスムーズに油圧が立ち上がってこないか?油圧が上がってくるまでの時間が長いかなど。

季節が夏に近づいてることもあり、表面化してくる問題は今のところありません。これが真冬だとヤバかったかなと。

固いオイルを入れることで狙うのは、やはりオイル消費の低減です。

まずオイル下がりの防止。オイル下がりはバルブステムシールから燃焼室へオイルが流れ込んでしまう現象です。11万キロオーバーで10年以上経過してくると、各オイルシールの弾力性がなくなってきます。

ステムシールも硬化が始まってオイルが燃焼室へ逃げていることは否めません。これを固いオイルにすることで、吸い込まれにくくならないかという期待。

そして、オイル上がりです。こちらもシリンダーのピストンリングから燃焼室へ入り込んでしまう現象です。ピストンやシリンダー・リングに問題が出てくるとオイルの粘度を変えたくらいでは駄目だと思います。

それでも少しは減るかなぁという期待。僕が乗ってるKFエンジンはどちらかというと、このオイル上がりのトラブルが多いです。ピストンリングに問題を抱えています。

結果、オイル消費が減っている

昨日でオイル交換をしてからちょうど1000km位走りました。オイルの量はどうかなとゲージを抜いて確認してみたら、なんと減っていません。本当です。

どうやら固いオイルを入れたことが効いているんだと思います。

ただ僕が乗ってる車に関しては、固いオイルを入れたことでオイル消費が減ったということです。

昔とあるベテラン整備士の単行本を何冊か読んだことがあります。その方が言うには、オイル消費が多いエンジンには柔らかいオイルを入れたほうが改善すると書いてありました。

その根拠は固いオイルだと、よりバルブなどに密着したオイルが吸い込まれやすくなるけど、やわらないオイルだと吸い込まれるより流れていくからというものでした。

この整備士さんは主に外車を多く扱っている会社の社長さんです。国産車と外車とでは違いというのもあるのでしょう。

僕はオイル消費が激しいエンジンには固いオイルを入れろ!とは断言しません。やっぱり自分で試してその結果が伴ったものならお勧めはできます。

でも今回は自分が乗ってるKFエンジンでしか試していないので、他のエンジンはどうかというわれると正確に返答できないからです。

一つ言えるのは、オイル消費が激しいエンジンは、指定粘度より柔らかいオイルと固いオイルの両方を試してみて、消費が減ったほうを選べばいいのではないかなと思います。

指定粘度以外の粘度を試すにはリスクを伴うので、一番はオイルを補充しながら使うのが正解なのかもしれませんけど。

2000km走った時点で再度確認してみます。

スポンサーリンク

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする