僕はオイルストーンを使う機会がたびたびある。一番はヘッドガスケットの交換だ。
ヘッドはきちんとした面が出ていないと駄目なので、古いガスケットをきれいにはがしたあと、オイルストーンで磨いてあげる必要がある。
オイルストーンはそのなのとおりオイルをつけながら磨いていく使い方をする。
木片みたいなもので、平らな軽い石といえばわかりやすいかもしれない。これがなかなか優れものなのだ。
オイルをつけて磨いてみると、サンドペーパーを使った後のようにきれいに磨けている。
オイルストーンにも番手があって、やはり2,3個くらいあったほうが良い。最初は荒めのオイルストーンで磨いて、最後は細かいもので磨くのである。
磨いたあとは、きれいに清掃してシクネスゲージとストレートエッジでゆがみを測定する。
ここできちんとした面が出ていればOK。
もしきちんとした面が出ていなければ、まだヘッドガスケットのかすが残っているのか、
それともヘッドがゆがんでいるのかのどちらかだ。
ヘッドガスケットの交換時だけではなく、ウォーターポンプのパッキンをはがすときなども仕上げにさっとオイルストーンで磨いてあげるのもいい。
紙製のガスケットを使っているウォーターポンプはパッキンをはがすのが大変なのである。ある程度スクレーパーなどで削って、オイルストーンで最後こびりついたものを削り落とす。
基本はきちんとした面がでないとどれもこれも圧力が逃げたりしてもれてくる。オイルストーンの出番はたくさんあるのである
ガソリンスタンドでアルバイトをはじめ、その後指定整備工場へ就職。
働きながら、3級ガソリンエンジン、2級ガソリン自動車の整備資格を取得。2級整備士の資格を取得後整備主任に任命され、自動車検査員の資格を取得。
以後、自動車整備の現場で日々整備に励んでいます。
現役自動車整備士であり、自動車検査員。YouTuberもやっています。車の整備情報から新車、車にまつわるいろんな情報を365日毎日更新しています。TwitterやInstagram、YouTubeTikTokも更新しているのでフォローお願いします。