オイル交換頻度の謎!スーパークーラントの交換メーカーで異なるのにオイル交換が同じ理由は?

今回はオイル交換の頻度について考えてみます。

今更なので、メーカー指定の交換時期やタイミング云々という話は抜きです。

メーカー指定のオイル交換時期って1年または15000km、シビアコンディションでその半分の半年または7500km。

NAエンジンに比べるとターボエンジンはその半分。というのがどこのメーカーでも同じです。

ちょっと不思議なのが、自動車メーカーってOEM車を除けばエンジンはほぼ自前で開発しています。例外除くとして。

排気量と気筒数が同じなら、まあ出力はにたかよったかになるのは納得です。軽自動車はもっとモアパワーを出せると思いますけど、自主規制を守って64馬力にしていますよね。

ただし、冷却水って各自動車メーカーで違います。ほぼスーパークーラントを使っていますが、その交換のタイミングが違う。ホンダのスーパークーラントの寿命は長く、11年20万キロOK。トヨタは7年16万キロ。

そして、新車充填されてるエンジンオイルも違います。新車充填のエンジンオイルは、エンジンを開発しているベースになってるオイルです。

API規格でグレードや粘度などは同じですけど、添加剤などの味が違ってくる。

でもオイル交換の時期は各自動車メーカーで統一されている不思議?

何故オイル交換頻度がメーカーで共通なのか?

考えてみれば考えるだけ不思議になるのが、オイル交換の設定頻度です。

どうして各自動車メーカーがまったく同じで設定してきているのか?

エンジンはそれぞれ自社で製造しているし、使われているオイルも違う。中に入っているスーパークーラントは交換時期がメーカーでバラバラ。

でもオイルの交換時期は同じ。

これって不思議ですよね?

理由を考えてみました。これって、携帯電話の料金設定と似ているところがあるんじゃないかなって。

今、消費者が気になっているのってランニングコストですよね。新車などを買うときに一番気にするのは燃費だと思います。少ない燃料でたくさん走れるほうがいい。

そしてランニングコストとして次にあげられるのがオイル交換。

つまり、自動車メーカーとしては、他のメーカーと同じオイル交換時期を設定しておけば、デメリットがないということ。

それが可能なのは裏を返せば、もう少しオイル交換のタイミングを伸ばしても問題ないんだと思います。つまりこれでもマージンを持たせていると。

例えばAという自動車メーカーが1年15000kmでオイル交換を設定している。

Bという自動車メーカーは、自社のエンジンなら2年20000kmまで持たせても問題はない。でもA社に合わせておこうと!

早いタイミングで換えてもらえれば、トラブルにはつながらないし。最長まで使い込まれると、もっと長いスパンで交換を推奨するメーカーが出てくるかもしれない。

こんなところなんじゃないのかなぁって。

今のオイル交換頻度は15000kmがスタンダード

ちなみに日産GT-Rのオイル交換時期は1年または15000kmです。

ユニークなのが、油温を上げたとき。110度~130度に油温が上がった時は5000kmでという風になっています。

そして、130度をさらに超えたときはすぐさま交換しなさいと書いてあります。

オイルって130度を超えると急激に劣化します。日産GT-RはナビのGPSでサーキットに到着すると自己責任で180km/hのリミッターが外せる仕組みになっています。

サーキットランをすると、油温が130度を超えることもあるでしょう。それに関しての注意書きです。

ポルシェも15000km。

これだけ馬力もトルクも排気量も違うのにみんながみんな15000km毎というのが、非常に不思議でなりません。

外国車の方が、若干交換時期がメーカーによって異なっています。その方がよっぽど普通だと思うんですけど。

日本の自動車メーカーは何故一律の交換頻度で設定しているのか?本当の理由が知りたいです。

スポンサーリンク

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする