エンジンオイルのレベルゲージにはLとHのメモリがついています。
LOWとHIの意味ですが、通常この間にオイルが入っていれば
機能に問題はありません。
オイルが少なすぎるとどうなるかは想像がつきますよね?
エンジンが焼きついてしまう原因になります。
ではオイルを入れすぎたらどうなるか!?
これはまず抵抗の増大により燃費が悪化します。
オイルパンにオイルは溜められていますが、オイルパンをはがすとわかりますが、すぐクランクシャフトが見えるんです。で、オイルパンの規定量以上にオイルをいれると、クランクシャフトが回るときにオイルの油面を叩いてしまいます。
すなわち、エンジンの回転抵抗を作ってしまうということですね。
そして入れすぎによるエンジン内圧の高まりによるオイルの噴出ブローバイの増大。
ブローバイの増大にともなるエアクリーナーの汚れ。それに伴う燃費悪化
さらには近年の電子制御スロットルへの悪影響。
オイルが吹き替えしてきて、電子制御スロットルを汚してしまい故障につながります。
とどめはコモンレールディーゼルエンジンの故障につながります。
コモンレールディーゼルは、エンジンの性質上オイルが燃料で希釈されて、量が増えてきます。
ゲージを見て、一定の量に達したらオイルを交換しないといけません。
入れすぎていると、それが正確に行えなくなるばかりか触媒も壊してしまいます。
なので、エンジンオイルというのはオイルが少なくても多すぎても
良くないということを覚えておきましょう。
ガソリンスタンドでアルバイトをはじめ、その後指定整備工場へ就職。
働きながら、3級ガソリンエンジン、2級ガソリン自動車の整備資格を取得。2級整備士の資格を取得後整備主任に任命され、自動車検査員の資格を取得。
以後、自動車整備の現場で日々整備に励んでいます。
現役自動車整備士であり、自動車検査員。YouTuberもやっています。車の整備情報から新車、車にまつわるいろんな情報を365日毎日更新しています。TwitterやInstagram、YouTubeTikTokも更新しているのでフォローお願いします。