エンジンオイルの交換2回の間に1回交換指定されているのが、オイルフィルターです。フィルターともエレメントとも呼ばれていますが、オイルの中の不純物を取り除く役割をしています。
今日はそんなオイルフィルターの錆びについての話です。
自分の車をきちんと管理している人ならば、次のオイル交換でフィルターも一緒に交換だと把握している人もいると思います。それか、車に貼ってあるオイル交換ステッカーで判断する人もいます。
いずれにしろ、前回交換したばかりのオイルフィルターであっても、交換をしないとまずい状態にある場合があります。
まずはこちらをご覧ください。オイルパンの近くにオイルフィルターがついています。これ、本来なら今回のオイル交換で交換しなくてもいいはず。ですが、交換しないとまずい。
真ん中あたりが錆びて浮いてきています。
オイルフィルターって、中にろ紙があって外側はケース上になっています。このケースが錆びてくるとまずい。
オイルフィルターって、エンジンオイルの油圧をうけている部品でもあります。もしケースが錆びて穴が空いてしまうとどうなるか?
これはすごい勢いでオイルが漏れてきてしまいます。
オイルパンのようにただオイルが入っている容器ならいざ知れず、オイルポンプで発生された油圧がオイルフィルターにはかかってきます。
圧力がかかっているだけに、穴が開くとオイルが勢いよく漏れてしまう。
車によってはオイルフィルターの取り付け場所が悪くて、すぐに錆びてしまう車種もあります。こういう場合はたとえ交換時期に達していなくても交換しないといけない。
オイルフィルターが錆びてきたらすぐに交換してください。いつ何時油圧がケースを突き破ってオイル漏れを起こすかわかりません。
もし、フィルターの錆びからオイルが漏れてきたらエンジンをすぐに止めてください。オイルフィルターのパッキン部分からのじわりじわりと漏れてくるものとはわけが違います。
オイルフィルターも、オイルと同時に毎回交換する人であれば純正品でなくてもそんなに問題はありません。
僕も1つ200円弱のオイルフィルターをまとめて10個ほどネットで買っておいて、毎回交換するようにしています。
雪国など、融雪剤を道路にまく地域はとくにチェックをしてみてください。錆びてたら、早めの交換をおすすめします。
ガソリンスタンドでアルバイトをはじめ、その後指定整備工場へ就職。
働きながら、3級ガソリンエンジン、2級ガソリン自動車の整備資格を取得。2級整備士の資格を取得後整備主任に任命され、自動車検査員の資格を取得。
以後、自動車整備の現場で日々整備に励んでいます。
現役自動車整備士であり、自動車検査員。YouTuberもやっています。車の整備情報から新車、車にまつわるいろんな情報を365日毎日更新しています。TwitterやInstagram、YouTubeTikTokも更新しているのでフォローお願いします。