本日はオイルフィルターについて。オイルフィルターというと、人間でいうところの腎臓に相当する部品。
オイルが車にとっての血液なら、それを濾過してくれるのがオイルフィルター。
このオイルフィルターの交換時期というのが、オイル交換2回に1回というのが一般的です。
今回ちょっと考えたいのが、オイル交換を2回に1回で純正オイルフィルターを交換する場合と安いオイルフィルターをオイルと同時に毎回交換するのがどちらがいいか?
車好きな人ならば、オイル交換と一緒に毎回オイルフィルターも交換する!という人が多いと思います。実際に僕もスポーツカーに乗っていた時はそうしてしました。
なぜならば、せっかくオイル交換をしても、フィルター内に残る古いオイルと新油が混ざってしまうのが嫌だったから。
しかし、今ではその考え方を少し柔軟になってきた。まあオイルフィルターは2回に1回交換でいいかって。
その理由は、オイル交換をするとしても古いオイルの全てを抜くことは難しいから。たとえフィルターを同時交換しても、オイルパンのバッフルプレートなどに溜まってる古いオイルは新油と混ざってしまう。
極論を言えば、フラッシングをすればいいんでしょうけどなかなかそこまでは・・。オイルだって交換スパンが早ければそんなに汚れている訳でもないですからね。
でもオイル交換を2回に1回でフィルターを交換するとなると、ちょっとフィルターには気を使ったほうがいいかと思います。気をつけないといけないのが、オイルフィルターのサービスキャンペーンが出ていた車など。
マツダのスカイアクティブDなどがそうで、ちゃんとした純正品番の改良フィルターを使うことを推奨されています。守らないと鉄粉を除去しきれなくてターボが壊れる可能性がある。
こういった車種はやはり純正オイルフィルターを使うべきだとおもう。それかそれ以上の性能を持った高性能のフィルターですね。
インターネットなどでは、1つ300円しないで購入ができるフィルターがゴロゴロ存在します。その全てを分解したことがないので、性能はどの程度がはかりかねないところがあります。
ただ、エアクリーナーやエアコンフィルターを見ると価格差が露骨にわかります。純正のエアクリーナーと社外のエアクリーナーでは明らかに目がの細かさが違う。エアコンフィルターなんかさらにわかりやすい。安いものなんか相当ペラペラしていますから。
これと同じことがオイルフィルターの中でも起こり得るということ。
特別サービスキャンペーンなどが発令されたエンジンでなければ、安いフィルターを毎回交換でいいかなと。ちゃんと2回に1回交換まで使い切るのであれば純正かそれ相当の物を選ぶこと。
安かろう悪かろうではないんですが、見極める目が必要ですね。
一番おすすめできるのが、各自動車メーカーで出ているサードパーティの社外部品。
日産・トヨタ・ホンダに限って言えば、日産はピットワーク製品。トヨタはドライブジョイ。ホンダはHAMPを選んでおけば間違いないです。半純正みたいな性能を担保していて、価格は純正よりも安いです。
たかだかオイルフィルターをケチって鉄粉がターボに回って壊れてしまった・・・。なんていうことにならないように、気を使う必要があるエンジンは純正を選んでおくと間違いないですかね。
やはりターボ車は気を使ったほうがいいかなと。
ガソリンスタンドでアルバイトをはじめ、その後指定整備工場へ就職。
働きながら、3級ガソリンエンジン、2級ガソリン自動車の整備資格を取得。2級整備士の資格を取得後整備主任に任命され、自動車検査員の資格を取得。
以後、自動車整備の現場で日々整備に励んでいます。
現役自動車整備士であり、自動車検査員。YouTuberもやっています。車の整備情報から新車、車にまつわるいろんな情報を365日毎日更新しています。TwitterやInstagram、YouTubeTikTokも更新しているのでフォローお願いします。