昔同僚とちょっとした議論になった話題です。
整備工場などでオイル交換をすると、次回の交換時期を明記したステッカーを貼り付けますよね?オーナーに知らせるもので、この距離になったらまたオイル交換をしてくださいというものです。
この次回オイル交換の距離の設定は何キロにするべきか?というものが話題です。
僕が最初に就職した整備工場では一律で5000kmで交換のステッカーを貼り付けよ!というのが上司からの命令でした。僕は自分の車は当時3ヶ月3000kmをめどにオイル交換をしていたので、5000kmってやけにながいよなぁ・・。と違和感を覚えたものです。
実際に僕が乗っていた車はターボだったので、早めのオイル交換をするにこしたことはなかったんです。
話がそれてオイル交換の時期ですが、その流れを継いで僕はオイルのステッカーを基本は6ヶ月5000kmということで記載して貼り付けるようにしていました。ただ、ターボ車は3000km、あと距離をほとんど乗らないお客さんの車も3000kmとしています。
ここで冒頭の話に戻りますが、僕がオイルステッカーを書いていたら同僚が
「オイル交換の距離は4000kmだ!」
と言うのです。この時僕は新しい整備工場に再就職を果たした頃で、この同僚たちの意見に?マークをつけてしまったので、その理由を聞いたんです。
するとなるほど合理的でした。
4000kmでオイルステッカーを貼り付ける理由は、オイル交換の距離は3000km〜5000kmの間でするべきであるということ。その間をとって4000kmにするということ。今の車はオイルもある程度は長寿命化してきているので、会社の収益を考えても早いスパンをお勧めするには車に対しても会社に対してもウィンウィンの関係である。
というのです。
ターボ車であれば3000km、通常の使い方であれば5000km。この間を絶妙についてくる4000kmという走行距離。
この日から僕もオイルステッカーは4000kmを基本に書くようになりました(笑)
だけどやっぱり一番のポイントはそのオーナーにあったオイルの交換時期を設定してあげることだと思いますけどね。
ガソリンスタンドでアルバイトをはじめ、その後指定整備工場へ就職。
働きながら、3級ガソリンエンジン、2級ガソリン自動車の整備資格を取得。2級整備士の資格を取得後整備主任に任命され、自動車検査員の資格を取得。
以後、自動車整備の現場で日々整備に励んでいます。
現役自動車整備士であり、自動車検査員。YouTuberもやっています。車の整備情報から新車、車にまつわるいろんな情報を365日毎日更新しています。TwitterやInstagram、YouTubeTikTokも更新しているのでフォローお願いします。