車をどの程度長く使うのかによって、オイル交換の頻度は調整してもいい

実は、我が家にはもう少ししたら新車がやってきます。

そうなんです。新車をオーダーしていて、それがもうちょっとしたら間に合ってくるのではないかという状況なのです。

具体的な車種などはまだ伏せておきます。多分この車はここから向こう20年以上は乗るかなと。

長く使いたいと思ってるので、防錆処理を施した後はオイル類などは、早め早め交換をする予定です。

今、自動車メーカーのオイル交換指定って、乗用車なら15000kmに設定されています。

これをどう考えるか?

1年で15000km走るのって、田舎ではありえます。多分うちの車もその位のペースで走ってきました。仕事で車を使う人は猶更です。

1年に1回オイルを換えてれば、問題ないですよと。

しかし15000kmっていう距離は、長すぎる。もうきっぱり言うけれど、長すぎるしお勧めできません。

その車をどの位長く使うつもりなのかで考えると

よく僕はリース車の整備を例にあげます。

リースのメンテナンス管理って、本当によくできているんです。どういうことかというと、整備代も込みになってるリース車両って、ぶっちゃけた話、リースアップするまでにいかに整備代を抑えるか?

そこがポイントになります。

月々にリース代を5万円位払っていて、そこに整備代も含まれる。

リース会社としては整備代がかからなければ、かからないほど儲かります。

つまり、最低限この位をやっておけば壊れないだろう!という交換スパンで指示を出してきます。

乗用車や小型貨物なんかはやっぱり15000kmでオイルを換えろという指示です。これ、僕が整備士になったころからすでにそうでした。

今の車よりも古い車であっても、その位の最低限メンテナンスで済ませろと。

もちろんリースアップまでには、不測の故障が起こることがあるので都度対応が必要です。

逆算するとこういう考え方も成立すると。

オイル交換のスパンは、どの程度その車を長く使うかで考える

この車は以前紹介した、海外で使われてるトヨタのカムリ。

走行距離は29万キロ。自動車メーカー指定のオイル交換時期でオイルを交換してきたものです。

しかし、1600km位走ると、オイルが2L~3Lほど消費するようになったので修理に踏み切ったと。

担当したメカニックは、メーカー指定の交換距離では間に合っていない。もっと早い段階でオイルを換えるべきだったと。

シリンダーに傷が入って、そこからオイル上がりが発生していました。

でも29万キロまでエンジンが持ってるわけです。どう思いますか?

二通りの考え方ができます。15000kmごとにオイルを交換していたとすれば、オイル交換は約19回弱で済んでいます。

1回のオイル交換を7000円ほどで計算すると、133000円かかったことになります。

これを、5000kmごとにオイル交換をしたら費用的にはどうなるか?

なんと58回オイルを交換しないといけなくなり、その費用は406000円です。

その差はなんと273000円。

133000円の費用で29万キロももった!と多分日本人の大半ならそう思うのではないかなと。そもそも29万キロまで車を使うっていうこと自体が、多分考えられないからです。

なので、オイル管理って、エンジンを持たせる距離をまず考える。

そこから割り出してどの程度の頻度で交換すべきなのかを計算していくと、費用対効果はあがります。

僕は新車が届いたら3000km~5000km位の間でオイルを交換する予定です。長く使うと言っても、多分20年間使ったとしても20万キロ弱くらいになるかな。

あとは20年たった自分たちが、どのような状況に置かれているかで、その車を乗り続けるのか、買い替えるのか?もしかしたらもう運転できないのかもしれない?

いろいろな事が考えられます。

僕は車やバイクが好きなので、他の人よりもオイル交換時期は早いタイミングで行っています。

もちろん自分でオイルを買って交換してるので、1回のオイル交換にかかる費用は、一般の人よりも安上がりで済ませることができますので。

ビジネスで使うのなら、狙った距離を乗り切るのに、最低限プラスアルファのメンテナンスでこなせると費用が下げられます。

自分の愛車なら、たくさんの愛情を注ぐというのもアリ。

オイル交換は奥が深いです。次の新車の使用オイルは0W-8が使えるので、それもワクワクしています。

4サイクルエンジンに2サイクルオイルを入れたらどうなるのか?

オイルにまつわる疑問を検証してみました。良かったら見てみてください。

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