うちのお客さんにも農家の人がいます。専業農家や兼業農家など。そのほとんどの人がセカンドカーとして軽トラックを買って、農業にいそしんでいます。
僕は農家こそ電気自動車が最高だと思っています。というのも、農家の共通的な使い方はエンジン付きの軽トラックよりも電気自動車の方がぴったりだからです。
しいて言うと、4WDじゃないということだけ。これだけが弱点なだけ。その理由を上げていきます。
目次
農家に電気自動車が最適な理由は?
何故農家に電気自動車が最適なのか?
農家に共通して言える事って、一日当たりの航続距離が非常に短いんです。短い人なんか家から畑までの数キロ走るかどうか。
これだけしか走らない。
長い人でも数十キロですね。配送をしたりすればそのくらいまで伸びます。
といっても、電気自動車の航続距離を考えれば十分にカバーができるわけ。ランニングコストの面で電気自動車の軽トラックの方が有利。
さらには農家の人の多くは車を乗りっぱなしにする。エンジンが過酷な条件下にさらされている人が多い。
具体的に例を挙げると、航続距離が極端に短い人がいます。オイルがシビアコンディションに該当するけど、車検から車検までしか交換に来ない。エンジンが壊れる。
こういうサイクルの人たちっておおい。途中で12か月の法定点検を入れてくれればいいんですけど、なかなかそこまでやってくれる人はいない。
エンジンが温まる前に止めてしまい、オイルが劣化しやすい。
電気自動車だったらこれ、関係ないですから。自宅に充電設備さえあれば、使い終わったら充電しておけばいい。
メンテナンスがエンジン車よりも少ない
さっきの項とかぶりますけど、メンテナンスがエンジンに比べて少ないです。
インバーターの冷却水交換とかはありますけど、そもそもスーパークーラント。これらは車検時で間に合います。
気を使わないといけないのはタイヤとワイパー。ブレーキ位。
ブレーキはもちろん回生を使うので減りも少ないのが特徴です。
となると、日常で必要なメンテナンス項目が非常に少なくて済むんです。乗りっぱなしの人が多い中でこれにもマッチングする。
さらにたまに車検や点検の時に面倒だから、ガソリンも入れておいてくれっていう意味不明のオーダーをする人が結構います。
家からスタンドに行きたくないんでしょうね。でも自宅で充電できればこれも事が足りる。
決定的にここはよくないなと、思うのは4WDの設定がないこと。ミニキャブミーブに4WDがあれば真っ先に農家にお勧めします。
畑の中でスタックしたら、やはり2WDだと厳しい。ここだけがネックです。
あとは、電気自動車万歳です。多分郵便局とかってミニキャブミーブを大量に入れましたけど、あれはものすごく使い方にマッチしてると思うんですよね。
電気自動車需要と供給だけじゃなくて、現実的な使い方を考えて駆動方式なども増やしてもらえていれば、雪国でもつかえたのになって思います。
ミニキャブミーブ最大の汚点は4WDがなかったことかな。
ガソリンスタンドでアルバイトをはじめ、その後指定整備工場へ就職。
働きながら、3級ガソリンエンジン、2級ガソリン自動車の整備資格を取得。2級整備士の資格を取得後整備主任に任命され、自動車検査員の資格を取得。
以後、自動車整備の現場で日々整備に励んでいます。
現役自動車整備士であり、自動車検査員。YouTuberもやっています。車の整備情報から新車、車にまつわるいろんな情報を365日毎日更新しています。TwitterやInstagram、YouTubeTikTokも更新しているのでフォローお願いします。