日産ノートですが、エンジン不調で入庫してきました。
エンジンチェックランプも点灯していて、故障コードがP0400となっています。
P0400はEGR系統の故障です。
アイドリングが失火しているような結構微妙な状態です。
データモニタを見ても失火信号は入っていない為、EGRバルブが固着していることが考えれらます。
それにしても近年EGRの故障がずいぶんと増えてきたなという印象があります。
プリウスに然り、ノートに然り。
低燃費エンジンって、どちらかというと燃焼や空燃比を細かくコントロールしているので、燃焼温度が上がりにくいことも原因の一つかもしれません。
アイドリングストップもそうですしね。
ノートのEGRバルブ交換は整備指数で0.7時間となっていました。
工賃でいうと5000円前後になるかなと。
EGRバルブです。
現物を外してみると、細かい煤などが堆積しています。
これがひっかかったりして、動かない時があるんでしょう。
EGRを交換しただけでは完全とは言えないので、通路など外せる部位を外して清掃。
新品のEGRを装着。
組み上げた後に、TAS学習等行ってテスト走行。
その後、問題ないことを確認して故障コードを消去して終了。
EGRバルブは16000円です。工賃合わせれば25000円くらいの修理代になりますね。税込みです。
EGRの故障が増えていますが、防ぐにはどうすればいいか？
ポイントは2点。たまに高速道路を走って連続した負荷をかける。
すると燃焼温度も上がって、煤を焼き切ってくれます。
そしてPEAを配合している燃料添加剤を入れる。PEAの燃料添加剤はカーボン・デポジットを溶かしてくれるので、バルブ廻りも奇麗になります。
今のエンジンには必須のアイテムが燃料添加剤なのかもしれません。
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ガソリンスタンドでアルバイトをはじめ、その後指定整備工場へ就職。
働きながら、3級ガソリンエンジン、2級ガソリン自動車の整備資格を取得。2級整備士の資格を取得後整備主任に任命され、自動車検査員の資格を取得。
以後、自動車整備の現場で日々整備に励んでいます。
現役自動車整備士であり、自動車検査員。YouTuberもやっています。車の整備情報から新車、車にまつわるいろんな情報を365日毎日更新しています。TwitterやInstagram、YouTubeTikTokも更新しているのでフォローお願いします。