ちょっと古いデータですみませんが、国土交通省が発表した路上故障の実態調査というものがあります。
JAFの協力のもと、期間は令和2年の9月から11月までに発生した路上故障をまとめたものです。
車で出かける時にもちろん故障やトラブルなんかまっぴらだと思います。特にコロナから解放されて、車で出かける機会も多くなる中参考にしてみてください。
一般道と高速道で分けて集計されていますが、見事1位に輝いたのが両方ともタイヤのトラブルでした。
この写真をみてください。タイヤの側面がこのように膨らんでいたら、今後バーストする危険性がはらんでいます。即交換しないといけません。
バーストの要因については空気圧調整不足がありますし、タイヤの状態が悪ければバーストします。
溝が残っていてもひび割れていたら交換。タイヤって、何かが起きると命に直結する部分です。古くて硬くなったタイヤは早めに交換してください。
それでは一般道における故障発生部位のランキングです。
1位 タイヤ
2位 バッテリー
3位 オルタネータ
4位 冷却水
5位 クラッチ
6位 トランスミッション(AT)
7位 スタータ
8位 潤滑油
9位 ファンベルト
10位 ラジエターファン
と、このようになっています。この中で予防できる部分っていうのはいくつかありますよね。
バッテリー、オルタネーター、冷却水、潤滑油にファンベルト。
この辺はあらかじめ交換などをしておくことで、回避できると思います。クラッチやミッション、ラジエターファンなどは、突発的な故障になるのかな。
クラッチはワイヤや油圧漏れはあらかじめ予防できますけど、半クラの使いすぎとかだと、そもそも使い方次第で変わります。
ハイブリッドなどはファンベルトも使ってないですからね。
続いて高速道路。
高速道路は以下のようになっています。
1位 タイヤ
2位 冷却水
3位 潤滑油
4位 オルタネーター
5位 トランスミッション(AT)
6位 クラッチ
7位 ラジエターファン
8位 バッテリー
9位 ファンベルト
10位 クリップ、ハブベアリング
ちょっと内容が変わってきますね?
10位のクリップボルトやハブベアリングっていうのは、やはり走行スピードが速いのが起因していますよね。
そもそも最低限高速道路に乗る前っていうのは、僕はタイヤの空気圧とホイールナットの増し締めは必ず行います。
最低限それをするだけでもバーストやら、ネジの緩みを防ぐことができますから。
自分でできない人は高速に入る前のスタンドで燃料を入れながら、やって貰えばいいと思います。
タイヤに関しては、やはりTPMSをつけておくことが安心につながります。ネットで安いものは数年しか持たないで故障することが多いですが、それでもつけておくと安心です。
あとはトルクレンチですね。タイヤ交換をした後100kmほど走ってから必ず増し締めをすること。
プレセット型 トルクレンチ 車 タイヤ交換 差込角12.7mm(1/2インチ) 28-210N.m ラチェット 14/17/19/21mmソ…
これだけでも随分違います。
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ガソリンスタンドでアルバイトをはじめ、その後指定整備工場へ就職。
働きながら、3級ガソリンエンジン、2級ガソリン自動車の整備資格を取得。2級整備士の資格を取得後整備主任に任命され、自動車検査員の資格を取得。
以後、自動車整備の現場で日々整備に励んでいます。
現役自動車整備士であり、自動車検査員。YouTuberもやっています。車の整備情報から新車、車にまつわるいろんな情報を365日毎日更新しています。TwitterやInstagram、YouTubeTikTokも更新しているのでフォローお願いします。