エンジンオイルの性能を底上げしようと、オイル添加剤を入れている人は少なからずいるかと思います。
僕もそのうちの一人で、実験の意味も込めて毎回と言っていいほどいろんなオイル添加剤を試しています。
ただし、エンジンオイル添加剤って時として問題を引き起こすことがあり、使用を禁止している車もあります。
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デリカミニ、日産GT-Rはオイル添加剤の使用を禁止している
この前調べたところで新しいのはデリカミニです。
こちらの取り扱い説明書を見るとエンジンオイル添加剤は使用しないでくださいと明記されています。
その理由については書いてありませんでした。
デリカミニはNAエンジンが0W-8という超低粘度オイルを採用しているので、添加剤を入れることによる弊害が問題視されるのだと思います。
日産GT-Rも、オイル添加剤の使用を明確に禁止しています。
このVR38DETTはシリンダーライナーレスで、プラズマコーティングボアを採用しています。チューニングされたオイルや添加剤を使用すると、バルブ周りにスラッジの堆積が発生したり、プラズマコーティングを削ってエンジンにダメージを与える可能性があります。
そのため、日産では明確にオイル添加剤の使用を禁止しています。
粗悪なオイル添加剤が引き起こす問題
これはGT-Rに限ったことではないのですが、粗悪なオイル添加剤が原因で、エンジンが壊れてしまうという問題も度々起きているようです。
僕はまだその事例に遭遇していないのですが、粗悪なオイル添加剤がオイルに混ざらないでオイルパンに堆積していき、油圧があがらなくなったりメタルがダメになる。
そんな事例があるようです。もし、オイル添加剤を使いたいのであれば信頼できるブランドのものを選ぶこと。
そして、添加剤をその車が使用禁止にしていないかを、あらかじめ調べた上で使う必要があります。
特に近年の超低粘度オイルを採用してきているエンジンには辞めた方がいいかもしれません。
エンジンオイル自体、純正で性能がかなり高いものになってきていますから。ちなみにGT-Rの場合、サーキットを走る場合は純正採用のモービル1、0W-40よりこちらのニスモ製のオイルを推奨しています。
nismo ( ニスモ ) エンジンオイル COMPETITION OIL type 2193E 5W40 (1L) GT-R R35 指定油脂 KL050-RS401
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ガソリンスタンドでアルバイトをはじめ、その後指定整備工場へ就職。
働きながら、3級ガソリンエンジン、2級ガソリン自動車の整備資格を取得。2級整備士の資格を取得後整備主任に任命され、自動車検査員の資格を取得。
以後、自動車整備の現場で日々整備に励んでいます。
現役自動車整備士であり、自動車検査員。YouTuberもやっています。車の整備情報から新車、車にまつわるいろんな情報を365日毎日更新しています。TwitterやInstagram、YouTubeTikTokも更新しているのでフォローお願いします。