国土交通省で「ナンバープレート表示の視認性確保に関する検討会」というものが開かれて、ナンバープレートについて議論があったということです。
今まで、透明なものであれば車検もOKという都道府県があるのが現状です。赤外線をカットさせたり、視認性に問題が出るものに関してはほぼ全てにおいて車検にはNGとなるということです。
そしてこの検討会での報告を受けて、今後はナンバープレートについて以下のような方向になっていくということです。
以下検討会の報告書より抜粋です
① ナンバープレートカバーの装着
ナンバープレートカバーを装着することは、一般的にはナンバープレー トの汚れ防止や装飾等の意図で行われているものと考えられる。しかしな がら、平成 20 年の「ナンバープレートカバー付きナンバープレートの視 認性調査」における実験に加え、今回行った実験の結果でも明らかになっ たように、例え無色透明のナンバープレートカバーであったとしても、走 行時には太陽光を反射し易くなること等からナンバーの識別が困難とな るおそれが多くなるほか、当該カバーに傷が入る、雨天時等に水滴がその 表面に付着する、ナンバープレートとナンバープレートカバーの間に曇り が発生する、夜間時等に後方自動車の前照灯が反射する等の場合には、と りわけナンバーの識別が困難となるおそれが多い。このため、ナンバープ レートへのナンバープレートカバーの装着は禁止すべきである。
② フレームの装着・ボルトカバーの取付
フレームの装着・ボルトカバーの取付については、その形状や取付方法 によってはナンバーの識別に支障が出る場合がある。このため、フレーム やボルトカバーがナンバーの一部を被覆するものではなく、かつ、ナンバ ーを誤認させるおそれのないものに限り、具体的な基準を設けた上で、こ れに該当するものについてその使用を許容することにつき検討すべきで ある。
③ シール等その他の装飾物
シール等その他の装飾物のナンバープレートへの貼付・取付については、 その貼付等される位置によってはナンバーの識別を困難とすること、また 貼付等されたものの一部が剥がれた際にもナンバーの識別に支障を与え かねないこと等から禁止すべきである。
まとめてみると
・ナンバープレートカバーは今後禁止される
・ナンバープレート枠や取り付けボルトの変更に関しては基準を設けて検討する
・ナンバープレートにシールを貼ることは禁止
と、このように基準が設けられる方向になります。
もしみなさんもナンバープレートカバーを取り付けているのであれば、規制が適用になる前に外しておきましょう。
ガソリンスタンドでアルバイトをはじめ、その後指定整備工場へ就職。
働きながら、3級ガソリンエンジン、2級ガソリン自動車の整備資格を取得。2級整備士の資格を取得後整備主任に任命され、自動車検査員の資格を取得。
以後、自動車整備の現場で日々整備に励んでいます。
現役自動車整備士であり、自動車検査員。YouTuberもやっています。車の整備情報から新車、車にまつわるいろんな情報を365日毎日更新しています。TwitterやInstagram、YouTubeTikTokも更新しているのでフォローお願いします。