Categories: エンジン

オイル類の入れすぎに注意

というタイトルでお話しをしたいと思います。昔ボクは本当に車のことを何も知らなかったころ、
自分でオイル交換をしようと思った。で、どれがドレンボルトか親父に教わりながらオイルを抜いて
新しいオイルを入れた。4リットル缶で買ってきて、余ってももったいないとFD3Sに4リットル全て入れていた。
ロータリーは燃えるしいいだろうと。ついで奥さんが当時乗っていたロードスターにも4リットルを入れた。
ロードスターはオイルだけの交換なら3,2リットルだ。そんなのかまわず4リットル入れていた頃もあった。
今考えると恐ろしい。オイルの入れすぎというのはいろいろな弊害を生みます。

エンジンオイルに関して言えば、まずはオイルパンをオーバーフローさせ、クランクシャフトにオイルがぶつかる。
それが相当なフリクションになり、クランクケースの内圧が高まりブローバイが増える。これが現代における
電子制御スロットルを駄目にしてしまう。電子制御スロットルを搭載しているエンジンについては、
オイルは入れすぎは確実に故障へと導いていくのである。

ついでミッションもそう。ボクは整備士になりたての頃、FC3Sに乗っていた。自分で出来ることはなんでも
やろうと思って、ベルト交換やマフラー交換、ブレーキパッドを交換したり、電子部品を取り付けたりと、
いろいろといじりたおして勉強した。そのとき、ミッションオイルも交換した。確か4リットル近く入れていた。
ジャッキアップが面倒くさくて、片側だけたかく持ち上げて、灯油ポンプでしゅこしゅこ入れた。
でもFCのミッションオイルの量などそんなに入りもしない。オイルを入れて、しばらく乗って、次のオイル交換の
時にびっくりした。ミッションからオイルが漏れまくっていたのだ。
正確に言うと量が多すぎてブリーダーから吹いていたということになるでしょうね。ミッションオイルも
入れすぎは厳禁。

ATFに関して言えば、さすがに家のステップワゴンをいじる様になってきてからはそこそこの整備士に
なっていたので、オイルの入れすぎはしないようにしていた。ATFを入れすぎると、ミッションを壊すばかりか、
暴走の原因にもなりかねないので注意。ということで、オイル類の入れすぎは百害あって一理なしということである。


きちんとした規定量を守りましょう。

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