先日、レンタカー会社の車検を依頼されました。
このレンタカー会社には車検整備の規定があります。まず、車検時にオイルとフィルター交換。
ファンベルトは35000kmごとに交換。エアクリーナーは40000kmごとに交換。
ATFとクーラントはレンタカー会社で交換するので手はつけない。
あとプラグとかタイミングベルトとかは時期が来ていたら交換すると。ブレーキオイルは交換。
で、先日ハイエースの車検整備を行いました。
翌日に、すでに予約が入っている車両だそうです。車検メニューは、6万キロ超だったので、エアクリーナーとファンベルト。そしてオイルとフィルター。あとはワイパーゴムとブレーキオイルの交換といった至ってシンプルなもの。
しかし問題は発生しました。オイルフィルターが緩まないのである。
このハイエースはガソリンエンジンを積んでいて、カートリッジタイプのものではなく、中身のろ紙だけを交換するものでした。
つまり、外枠のオイルフィルターケースが緩まないのだ。カップレンチ63のサイズのものを使って、9,5角じゃパワーがたりない。
なので、24mmのソケットをかませて12,5角でハイパワーで緩めようとしたが、緩まない。エンジンをかけて、あっためた状態でも緩みやしない。
前回はネッツのディーラーで交換された記録があるが、それから結構な時間がたっている。オーバートルクで締めているのかもしれないが、硬い。
最終手段は、12,5角のスピンナーハンドルにパイプをかませて、超ハイパワーでトライするしかない。しかし、経験上カップレンチか、フィルターケースのどちらかは割れるだろう。
フィルターケースの在庫を確認したらメーカー欠品。すぐには来ない。
その旨レンタカー会社に伝えると、とりあえず作業を見送ってくれということになりました。
翌日使う予定があるので、無理はできない。カードリッチタイプのものなら無理してでも外すが、フィルターケースの中身だけ替える場合は、無理ができないんだなと痛感しました。
ちゃんちゃん。
ガソリンスタンドでアルバイトをはじめ、その後指定整備工場へ就職。
働きながら、3級ガソリンエンジン、2級ガソリン自動車の整備資格を取得。2級整備士の資格を取得後整備主任に任命され、自動車検査員の資格を取得。
以後、自動車整備の現場で日々整備に励んでいます。
現役自動車整備士であり、自動車検査員。YouTuberもやっています。車の整備情報から新車、車にまつわるいろんな情報を365日毎日更新しています。TwitterやInstagram、YouTubeTikTokも更新しているのでフォローお願いします。