考えればわかる事なんですが、結構間違いを犯してる人が多いです。
今は少なくなってきたマニュアル車についてです。マニュアル車で厳禁とされる行為を改めて確認します。
目次
シフトレバーにゴミ袋を吊り下げない
ちょうどいいんでしょうね。シフトレバーにゴミ袋を吊り下げている人。これは駄目です。
この後の説明する行為にも共通しますが、シフトレバーに力が加わえてはいけません。
ゴミ袋をかけるのにちょうどいいからって、シフトレバーにかけては駄目なんです。
シフトレバーに常に手を添える人
これもゴミ袋を吊り下げる行為とほぼ同等です。
シフト操作をしていない時でも、常にシフトレバーを触ってる人。これもよくない。
どういうことかというと、シフトレバーに手を置いておくとギヤに負担がかかってしまいます。
シフトレバーから加わった力がミッションのシンクロを変摩耗する原因を作ってしまいます。シフト操作を行う時以外は、シフトレバーに手を添えないこと。
クラッチペダルに足を乗せない
クラッチ操作を行う時以外は、クラッチペダルに足を乗せないこと。左にあるフットレストに足を置いておくこと。
たまにクラッチを滑らすのが早い人に同乗すると、クラッチペダルに足を乗せていたりするんです。
クラッチペダルに足を乗せていると、常に半クラッチの状態になりクラッチが必要以上にすり減ってしまうので、NGです。
マニュアルの構造を再確認
マニュアルミッションって、クラッチによって動力が伝達されています。
勘違いしてはいけないのは、例えニュートラルであったとしても、クラッチをつないだ状態だとミッションは駆動しているということ。
ただギヤがかみ合っていないので、走り出さないけど、ミッションは駆動してます。
もしシフトレバーに手を添える操作をするとして、その時にクラッチを切っていたら問題ないんです。エンジンの回転がミッションに伝達されていないので。
問題はクラッチがつながっていると、エンジン回転がミッションへつながっているため、シフトレバーに手を添えると回転してるシャフトのシンクロなどが変摩耗してしまう。
クラッチをつないでいる時はシフトレバーに力を加えてはいけないということになります。
手を添えてなくてもゴミ袋でも同じです。袋の中身が重たくなってきたら、そこに力が加わるのでミッションにダメージが入ってしまう。
マニュアル車では操作時以外はシフトレバーとクラッチにふれてはいけないということになります。
ガソリンスタンドでアルバイトをはじめ、その後指定整備工場へ就職。
働きながら、3級ガソリンエンジン、2級ガソリン自動車の整備資格を取得。2級整備士の資格を取得後整備主任に任命され、自動車検査員の資格を取得。
以後、自動車整備の現場で日々整備に励んでいます。
現役自動車整備士であり、自動車検査員。YouTuberもやっています。車の整備情報から新車、車にまつわるいろんな情報を365日毎日更新しています。TwitterやInstagram、YouTubeTikTokも更新しているのでフォローお願いします。