リース車の車検をしていて、
ブレーキオイルを交換しようと、ブリーダーを緩めた・・・
そしてワンウェイブリーダーホースをつないで
ペダルをあおった
しかし、全く排出されてこないブレーキオイル
他の3輪は大丈夫だったのに、運転席側のキャリパーの
ブレーキオイルが抜けない。
???
もしかして、中で詰まっている!?
しかしリフトアップさせた状態でブレーキペダルを踏んで、離すと
きちんと効くブレーキ。
と、いうことは問題はコイツしかない
ということでブリーダープラグを外してみた
ブリーダープラグというものは、締めていけば締めていくほど
穴が塞がっていってしまいます。
あまり知られていないことですが、このブリーダープラグだけでも部品設定があったりしますので
ブレーキオイルを頻繁に交換する方は
予備に買っておいたほうがいいかもしれません。
心理的に漏れてきたら困るから、強く締めすぎてしまう傾向がブリーダーには
見受けられますからね。
で、どうしたかって?
しょうがないからブリーダープラグを外した状態で
ブレーキオイルが他へ飛び散らないように穴を上手く塞ぎながら
フルードを排出しました。
ワンウェイブリーダーがなくても、運転席側だったので、
自分でブレーキペダルを手で押さえつけた状態で、使えないブリーダーを締めこんでおきました(笑)
このキャラバンはどうしても本日にあげないといけない車両で、
ブリーダーを注文して届くのをまってる時間がなかったから。
機能的には問題ないですからね。ただブリーダーからフルードが排出できないだけで(笑)
ちなみに後輩が、そういうときは左右のブリーダーを交換すればいいんだよ
などと無知な発言をしていましたが、ソレは無理。
結局抜けたエアをまたブリーダーを付け替える際に混入させかねない。
むしろそういうブリーダーがあった場合は、運転席側へ持ってくるのが正解。
そうすれば何とか一人でもエア抜きは出来るからね。
車両がキャブオーバーのキャラバンだったということが勝利の理由の一つですね。
セダンタイプだとさすがに届かないかもしれない。
それにしてもこれは整備ミスといわれても仕方がないと思うけどね
ガソリンスタンドでアルバイトをはじめ、その後指定整備工場へ就職。
働きながら、3級ガソリンエンジン、2級ガソリン自動車の整備資格を取得。2級整備士の資格を取得後整備主任に任命され、自動車検査員の資格を取得。
以後、自動車整備の現場で日々整備に励んでいます。
現役自動車整備士であり、自動車検査員。YouTuberもやっています。車の整備情報から新車、車にまつわるいろんな情報を365日毎日更新しています。TwitterやInstagram、YouTubeTikTokも更新しているのでフォローお願いします。
コメント
確かに締めすぎに注意ですね。
自分は締めすぎ防止の意味で短いメガネ(8-10)
とかを使ったりしてますね。
ブリーダーを緩めてもまったく出てこないのでびっくりしました・・
シールキットを交換した際に、異物がブリーダーに噛みこんで
漏れる→漏れるから力いっぱい締め込む→穴が潰れる。
のパターンで何度もブリーダーボルトを交換しました。
最悪は緩める際にブリーダーが付け根から折れるやつ・・
そう考えるとブリーダーも奥が深いですね