ブレーキフルード漏れです。
ドラムを外したらこんな状態。
ブレーキオイルというのは指定交換部品です。
つまり、ある程度の期間や使い方をしたら交換しないといけないと。
交換しないでいると、
透明なフルードの色が
今回ブレーキオイルを交換しないでいるとどうなるか!?
というものを撮ってきました。
大体がブレーキオイルが漏れてきます。
このホイールシリンダーを交換した理由は
①フルードが漏れていた。
②片側がまったく動かなく、固着していた
この2つが理由です。
通常であれば、ホイールシリンダーのインナーカップキットを交換すればいいんだけど、
シリンダーの内部が減っているものについては
ホイールシリンダーを交換しないといけません。
万力ではさんでプライヤーでぐりぐりやらないと全く動かない
ホイールシリンダーのピストン
ご覧の通り、ブレーキオイルを交換しないとブレーキオイルがどんどんと劣化してきて
中も錆びてきます。ブレーキオイルは吸水性があるからですね。
そうしてくると垢のようなものがたまって、漏れやすくなります。
シリンダーの内部もかんり段差ができてしまっています。
研磨してカップを変えても、一時期はいいだろうが
すぐにもれてくることでしょう。
ブレーキオイルを交換しないと、沸点が下がってベーパーロックを誘発しやすくなるだけでなく、
このようにホイールシリンダーやキャリパー内に
錆のカスなどがたまって
ブレーキが固着してうごかなくなったり
漏れてきたりします。
ブレーキオイルは2年ごとに交換するようにしましょう。
ガソリンスタンドでアルバイトをはじめ、その後指定整備工場へ就職。
働きながら、3級ガソリンエンジン、2級ガソリン自動車の整備資格を取得。2級整備士の資格を取得後整備主任に任命され、自動車検査員の資格を取得。
以後、自動車整備の現場で日々整備に励んでいます。
現役自動車整備士であり、自動車検査員。YouTuberもやっています。車の整備情報から新車、車にまつわるいろんな情報を365日毎日更新しています。TwitterやInstagram、YouTubeTikTokも更新しているのでフォローお願いします。