我が家を振り返ると、親父がその辺の父ちゃん連中よりは比較的車が好きな男でした。僕の記憶に残っている家の車は多くが日産車。
最初に記憶に残っている車はサニーです。型式はよくわからなかったけど肌色のサニー。親父がいうにはガソリンではなくてディーゼルだった。
そのあと、親父はバネットラルゴを買って月まで(38万キロ)走り、S13シルビアとアベニールと乗り換えた。母親も長野県に越してきてから車の免許を取得して、最初に買った車がマーチでした。
マーチは水色のAK12。これは鮮明に記憶が残っています。僕も免許をとってなんども運転させてもらった思い入れのある車です。
日産ディーラーに親戚が工場長をやっていたということと、親父が日産フリークだったということで車といえば我が家は日産でした。
車検は日産ディーラーで受けていましたね。
親父がラルゴと母がマーチ。農作業用に親父がスズキのキャリィを買ってからは、スズキを扱っている町工場にマーチの車検を依頼したこともありましたけど。
そんな頃の記憶です。
まず車検といえば金がかかるというのが親父の口癖だった。やれタイミングベルトを交換してもらうと10万円かかるとか、甥っ子のセドリックの車検代が30万円を超えたなど、学生だった僕には車検というものは強烈にお金がかかる!という記憶を植え付けてくれた。
僕も高校を卒業して400ccのゼファーXというバイクを買ったんですけど、車検は格安業者にやってもらいましたね。こういう小さい頃からの刷り込みみたいなものがあったから。
整備の内容なんかはどうだったかのはまったく記憶にないですけど。母曰く、マーチをディーラー以外のスズキの代理店に車検に出した時の方がサイドブレーキの引きしろがよかったという感想をもっていた。
僕が整備工場に就職してからは、家の車は全て僕が車検整備をするようになりましたが、当時の納品書やら記録簿があればちょっと見てみたかったなぁというのが本音です。
ダメだしとかそういうのではなく、他の整備工場ではどうなのかな?っていうのを客観的に知りたいというところです。
親が若干でも車好きという環境下で育ってくると、エンジンオイルの交換も親父自身がやってるのをずっと見てきました。そういう光景を見ていると、なんとなくオイルって3000kmごとに交換しないとエンジンがぶっ壊れるんだな・・。とか逆に心配にになったりして。
バイクはこまめにオイル交換してましたね。あの頃はバイクしか移動手段がなかったから真冬でも平気で乗っていました。
AK12のマーチは兄が真冬にスピンして田んぼにダイブして全損になり、その後僕がRX-7に乗っていたこともあってか母親もマツダを初めて乗りました。デミオですね。
このデミオもマニュアルだったけどなかなか素敵な走りをしましたね。今では親父が亡くなってるのでお世話になった日産ディーラーのセールスマンから、また車は世話をしてもらっています。
整備は僕がやってるんですけど。自分が万が一駆けつけられないシチュエーションでもその人がなんとかしてくれるという安心感がありますよね。
リコールが出たらすぐに対応してくれるし。日産ディーラーの整備云々よりも、そのセールスマンとの関係は大事にしていきたいですよね。
整備工場もそうですけど、担当の営業マンとの信頼関係っていうのは財産ですからね。この人にお願いすればなんとかしてくれるという安心感。これがある営業マンから車は買いたいねって。
ガソリンスタンドでアルバイトをはじめ、その後指定整備工場へ就職。
働きながら、3級ガソリンエンジン、2級ガソリン自動車の整備資格を取得。2級整備士の資格を取得後整備主任に任命され、自動車検査員の資格を取得。
以後、自動車整備の現場で日々整備に励んでいます。
現役自動車整備士であり、自動車検査員。YouTuberもやっています。車の整備情報から新車、車にまつわるいろんな情報を365日毎日更新しています。TwitterやInstagram、YouTubeTikTokも更新しているのでフォローお願いします。