自動車メーカーというのはワールドワイドに展開をしている。その特徴が強いのが普通車を主に取り扱っているメーカーだと思う。その大きな理由は日本の重量税や車税、車検などの制度が日本と海外では異なるということだ。
日本では乗用車には2年ごとの車検が義務付けられているほか、排気量によって細かく税金の区分が分けられている。
アメリカなどではこういった車検という考えがない。なので、2リットルの車と2,5リットルの車のランニングコストで見てくると、日本とは違った差額になってくるのだろう。あまり差が出なくなるということだ。
そうなってくると、一体どのような車が売れるのだろうか?日本では1リットルエンジンと1、3リットルエンジンが同じモデルで搭載されていたら、経済性を重視すると1リットルのエンジンをチョイスすることが多い。
これは紛れも無く自動車税の軽減を狙った購入だろう。力は1,3リットルのほうがあるけれど、維持費を考えると1リットルエンジンでいいやと。こういう垣根があるからこそエコカーがよく売れているのかもしれない。
話を戻して海外にすると、ランニングコストが燃費以外ではあまり差額の出ない車でなら、どういった車が売れてくるのだろうか?これはもう性能や満足度に他ならないだろう。
なので日本とは違った車が世界では売れることが多い。その最たるモデルというとまずはトヨタのカムリか。
カムリはアメリカでよく売れていた。でも日本での知名度はマーク2やカローラのほうが上だった。カムリというとちょっと中途半端な気がしていたのだろうか?だったらメジャーなカローラを選ぶとかマーク2を選ぶというオーナーも少なくないだろう。
ただ、アメリカでは2,4リットルエンジンを搭載したカムリが売れているということなのだ。
マツダの車も海外では高い評価を受けている。一番はアテンザから始まった。アテンザは132万台を売り上げた。
日本ではあまり多くのアテンザが走っている様子を見かけないけれど、ドイツなどではアテンザは売れているし顧客満足度がナンバー1にまで選ばれたらしい。それに続いてアクセラも世界では好調らしい。
日本ではマツダはイマイチ爆発的なヒットというとデミオということになってくるけれど、海外で目を当てるとアテンザとアクセラが売れているのである。
日本より海外で売れている車というのは、もともと海外用に設計されたのか?
それともポッと出てきてヒットしちゃったのかどちらかわからないけれど、凄いのである
ガソリンスタンドでアルバイトをはじめ、その後指定整備工場へ就職。
働きながら、3級ガソリンエンジン、2級ガソリン自動車の整備資格を取得。2級整備士の資格を取得後整備主任に任命され、自動車検査員の資格を取得。
以後、自動車整備の現場で日々整備に励んでいます。
現役自動車整備士であり、自動車検査員。YouTuberもやっています。車の整備情報から新車、車にまつわるいろんな情報を365日毎日更新しています。TwitterやInstagram、YouTubeTikTokも更新しているのでフォローお願いします。