新型のハスラーがデビューになりました。2代目のハスラーとして、形はキーコンセプトながら初代ハスラーよりもワイルドになってる印象をうけます。
早速事前情報として、取り扱い説明書などを読み倒してみました。気になったところをチェックしてみます。
まず気になった点として、指定のエンジンオイルです。
新型ハスラーはR06Dというエンジンを積んでいます。NAとターボモデルとありますが、指定されているエンジンオイルは粘度が違います。
NAエンジンは0W-16、0W-20。ターボは5W-30となっています。
交換時期はNAエンジンは10000kmまたは6か月ごと。ターボエンジンは5000kmまたは6か月ごととなっています。シビアコンディションはさらに早めの交換を指定しています。
NAとターボの指定粘度が違うのは、ターボのほうがタービンを含めてエンジンの発熱量が大きいためです。NAより発熱量が多いため、より強固な油膜で保護してあげるという理由で5W-30が指定になってると思われます。
今どきの新型車には0W-8という超低粘度オイルを採用しているメーカーもありますが、新型のハスラーは0W-16ということでした。
ちなみにオイルの量。
NAのオイル交換のみ2.2L。フィルター同時交換2.4L。
ターボのオイル交換のみ2.4L。フィルター同時交換2.6L。
ターボのほうが0.2Lと多いです。詳しくエンジンを見ていないので定かではないですが、スズキはターボエンジンには昔から水冷のオイルクーラーを備え付けてる車があります。新型のハスラーにもオイルクーラーがついてるのかもしれません。
冬になるとトラブルを起こすリモート格納ドラミラー。新型のハスラーにも搭載されています。
リモート格納ドアミラーというのは、スマートキーでドアロックなど施錠をした際にドアミラーを連動して開閉する機能です。これが冬に凍り付いて動かなくなるというトラブルが雪国では多発しています。
新型ハスラーも従来型にならって、キャンセルすることができるようです。
新型ハスラーのリモート格納ドアミラーキャンセル方法
1、エンジンスイッチがOFFの状態
2、運転席に座り、すべてのドアが閉めてあること
3、ロックレバーを解錠側にします。
以後15秒以内に次の操作をします。
4、ロックレバーを施錠→解錠→施錠→解錠→施錠→解錠→施錠→解錠(4往復)
5、リモコンのロック・アンロックどちらでもいいので3回押す。
設定確認ブザーが1回鳴った場合、リモート格納ドアミラーはキャンセルされています。
もう一度リモート格納ドアミラーをONにしたいときは、同じ動作をすると設定確認ブザーが2回なります。
新型ハスラーの説明書には暖機運転のことも書いてありました。
長期間車を使わなかったときや寒冷地など超低温(マイナス10度以下)にある時は数十秒から数分程度の暖機運転を指示されています。
長期間車を使わなかったときはオイルが完全にオイルパンへ落ちてしまってるためだと想像できます。超低温の時は、車の各部をとかすという意味も込めているのだと思います。
ということで、新型ハスラー。スペーシアギヤやジムニーのちょうど中間的なスタイリングですが、たくさん売れると思います。
ガソリンスタンドでアルバイトをはじめ、その後指定整備工場へ就職。
働きながら、3級ガソリンエンジン、2級ガソリン自動車の整備資格を取得。2級整備士の資格を取得後整備主任に任命され、自動車検査員の資格を取得。
以後、自動車整備の現場で日々整備に励んでいます。
現役自動車整備士であり、自動車検査員。YouTuberもやっています。車の整備情報から新車、車にまつわるいろんな情報を365日毎日更新しています。TwitterやInstagram、YouTubeTikTokも更新しているのでフォローお願いします。