新型のアルトがデビューしました。デザインはキーコンセプト。従来型より若干丸みを帯びて登場です。
ルーフとツートンのカラー設定もアリ、カラーリングは選択の幅が広がっています。
新型アルトで気になったことが何点かあります。
まず、全車CVTになったという点です。
あのオートギヤシフトは何だったんだろう。トラブル続出だったAGSは今回採用見送りです。そして全車CVTになったということで、一番残念なのはマニュアルがなくなったこと。
実はアルトのマニュアルって、田舎ではかなり重宝されていたモデルなんです。
というのも、オートマに乗れないおじいちゃんやおばあちゃんの受け皿になっていたから。マニュアルに乗れるのにオートマに乗れないという人、高齢者に多いです。
そんな人の選択肢としてアルトは君臨し続けてくれたのですが、どうもマニュアルはないという事になりました。
これは非常に残念だなと。最も安いグレードAは、エンジンもR06Aを積んでいるので、出来ればマニュアルを設定してほしかったなぁと。
恐らく、自動ブレーキとの相性でマニュアル設定が難しくなったのではないかと想像します。
先に述べましたが、一番安いグレードはAというものになります。
その価格は943800円から。単純に比較できないですけど、従来モデルより8万円弱の値上がりとなっています。
値段が上がった要素はどこか?
やはりスズキセーフティサポートの装着と、CVT搭載だと思います。
どうしても自動ブレーキの類って、マニュアルとの相性が悪い。何かが飛び出してきたときに、マニュアル車で自動ブレーキをかけたらどうなるか?
クラッチを手動で切らないといけないので、エンストしますよね。
この辺りの制御を確実にするには、自動でクラッチを切る機構を持たせるか、そのほかの制御を考えるかしないといけないため、マニュアル車に自動ブレーキは搭載しにくいわけです。
もちろんアルトは生活に密着した車なので、そこの開発もお願いしたかったのですが、至らなかった。
これが価格上昇のポイントかなと。
そして残念なポイントその2。
アルトワークスは現時点で考えていないというスズキの回答。
従来モデルには往年のアルトワークスが存在しました。新型ではアルトワークスは今のところ考えていないということです。
これも車好きにとっては残念なポイントですよね。
アルトワークス、ミラターボ、ダンガンミニカのあの時代を知っている人間からすると、寂しいですよね。
軽自動車でスポーツ走行をするとなると、今では選択肢が少ないですから。アルトワークスはそういう人の受け皿にもなってくれていた。
ただ、今後ワークスが出てくる可能性はゼロではないので、しばらくしたら突如でるかもしれません。
ガソリンスタンドでアルバイトをはじめ、その後指定整備工場へ就職。
働きながら、3級ガソリンエンジン、2級ガソリン自動車の整備資格を取得。2級整備士の資格を取得後整備主任に任命され、自動車検査員の資格を取得。
以後、自動車整備の現場で日々整備に励んでいます。
現役自動車整備士であり、自動車検査員。YouTuberもやっています。車の整備情報から新車、車にまつわるいろんな情報を365日毎日更新しています。TwitterやInstagram、YouTubeTikTokも更新しているのでフォローお願いします。