初車検で10万キロ超!タイミングベルト交換コース!年間走行距離5万超のメンテナンス

たまに遭遇する車両で、ビックリするほど走行距離が伸びている車。年間走行距離が5万キロオーバーで、初車検を迎えるころにはなんとタイミングベルト交換も一緒に行うケースです。

僕も業者の車でこの手の車の整備をした経験があります。

4ナンバーの貨物車は新車から初車検が2年です。以後軽貨物は同様に2年ごとの車検。小型貨物以上は1年車検となります。

この手の過走行車両は、乗用車でもあります。多いのが自家用車を仕事に使ってる人。営業でマイカーを使っている人などは一日中走り回ってるので、年間走行距離が5万キロを超えることは珍しくありません。

もし、自分の車が年間走行距離5万キロを超えるとしたら、どういうところに気を使うべきかを書いてみます。

過走行車の法定点検は必ず受けたほうがいい

まず、年間走行距離が伸びる人。具体的には1万キロを超える車は法定点検を受けたほうがいいと思います。

本来法定点検は受けないとマズイものですが、車検と違って点検していなくてもお咎めがないため、やらない人も半数以上います。

年間走行距離が5万キロを超える車で、車検から車検までノーメンテナンスだとしたらどういう事が起こりえるか?

間違いなく整備工場に入庫以前に、消耗部品の寿命を迎えて不調を起こします。それがエンジンの不調だったり、ブレーキが終わってしまったり。

車検から車検までの間の整備が追い付かなくなる。これだとまずいので途中の点検は必ず受けるようにしてください。

5万キロ間隔で入庫してもらえれば、都度部品を換えていけば消耗部品についてはカバーできます。

車検時に消耗部品は全て交換しておく事

走行距離が長い車は、次に入庫するまで消耗部品がもたないケースが考えられます。なので、入庫した時は必要部品は全て交換しておくこと。

エアクリーナー・ベルト・プラグ・ブレーキパッドやブレーキシュー。

オイルやタイヤなどは整備工場でなくても交換ができます。立ち寄ったガソリンスタンドでできる作業以外の消耗部品。この辺りは入庫した時に全て交換しておく。

走行距離が多いリース車両は、距離に応じて指定された部品を交換しないといけません。ブレーキの残量が残っていようがいまいが交換。

ベルトも亀裂が入っていようがいまいが交換です。

この辺りは徹底しています。理由は部品が原因で不動になってしまうことを避けるため。

予期せぬトラブルは回避しようがないですが、予想ができるものに関してはトラブルの芽を摘んでおくことが安心です。

灯火類の電球も走行距離で全て交換する事

夜間走行が多い車は、昼間に乗る車に比べて圧倒的に電球が切れてきます。

これはハロゲンバルブの宿命です。ハロゲンってどうしてもフィラメントに負担がかかってしまい、一定時間点灯させていると切れてしまいます。

よくあるのが、電球が切れるたびに立ち寄って修理する業者さん。

これはこれでいいんですけど、時間がもったいない。だったらある程度まとめて交換してしまう。タクシーなどはある程度のスパンを決めて電球類も事前に交換してしまいます。

やはり毎日車を動かす以上電球も消耗部品です。電球が切れたからという理由で工場へ入れる時間がもったいない。

脱着が面倒なヘッドライトなどはなおさらです。右側が切れたら時期に左も切れるはず。同時に両方交換しておく。

ブレーキランプの球が切れているだけで、整備不良の切符切られて罰金になります。だったら1つ数百円の電球は切れる前に交換しておくことがポイントです。

その車を何キロまで使いたいかをはっきりさせておく

車って不思議なもので、ある程度の距離を刻んでくると愛着がわいてきます。相棒みたいな気持ちになってくる。

もしあなたの車、走行距離が相当伸びる使い方をしているとすると、どの程度まで使うか?

この辺りを明確に線引きしておくと、整備をする業者側も助かります。

例えば20万キロ乗れば、その時点の車検で乗り換える予定ということであれば、オルタネーターやセルモーターなどの交換は見送ることができます。

逆に30万だろうが40万だろうがどんどん走る!ということになると、オルタネーターなどの大物部品も交換をしないといけない。

そのあたりの線引きをするために、お世話になってる工場があればその意思を伝えておくといいでしょう。

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