ND型のロードスターを兄が買った後、いろいろ整備をしてきましたが、当初設定がなかったものがあります。
それはエアコンフィルターです。この年式の車にエアコンフィルターが純正装着されていないことが非常に驚いた記憶があるんです。
その後数年たって、なんとなく検索してみるとどうやら後付けのフィルターができていたようです。
早速買って取り付けてみました。
エムリットのエアコンフィルターです。
この商品の優れているところは、上流と下流の両方にフィルターを付けることが出来るということ。
普段エアコンフィルターと呼んでいる部分は下流側。エバポレーターを守る部分です。
上流側は外気取り入れ口です。外国車は上流側にエアコンフィルターそのものをつけている事があります。
目次
エムリットのエアコンフィルターを取り付け
最初に書いておくと、非常に手間だなと。
NDロードスターのエアコンフィルターって、こんなに大変なんだなってびっくりしました。
まずは上流側を取り付けます。
上流側は助手席側のカウルトップルーバーを外す必要があります。
まずはこのメクラ蓋を外します。
するとネジが出てくるので、このネジを外します。
続いてはウエザーストリップを外します。クリップで止まっていますので、クリップを解除しながら助手席側を外す。
あとはカウルトップルーバーをエンジンルーム側へ引っ張るようにしてずらすとこの状態です。
すると外気導入口が見えるので、そのクリップを2つ外します。
ここにフィルターを取り付けます。
よくできています。ぴったりサイズ。
完成です。これで、室内に異物が入り込まなくなります。
ここから枯れ葉やら何やらが室内に入ってしまう事があるので、ここにフィルターを付ける意味は非常に大きいです。
室内側のフィルター交換が大変
続いて室内側のフィルターを交換します。
ここにはもともと純正のフィルターは入ってません。金網のようなものが付いているだけです。
このフィルターにたどり着くのが大変。
助手席の足元のパネルをはずします。丸いのがクリップになっています。
このパネルをはずします。
次にAピラーを外します。
スピーカーが付いてるので注意してください。
ここにセンターパネルを固定している10mmのネジがあるので外します。
そして大物のセンターパネルをはずします。もう少し。
このコネクター類を外します。
エアダクトも外すと視界が広がります。
分かりづらいですが、写真中央に見えるのがフィルターケース。
左右の爪を解除して、蓋を外します。
中の金網フィルターを外します。
これがロードスターについているエアコンフィルターです。というか金網ですね。
これだと粉塵はエバポレーターまで到達してしまうので、きちんとしたフィルターに交換したほうがいいです。
エバポレーターを保護する意味でもエアコンフィルターは重要。
新品のフィルターを中にいれます。白いひらひらは次回引っ張り出しやすいようになっている取っ手の役割をしてくれるようです。
この辺りもよく考えていますね。
配線とかが非常に邪魔です。
フィルターを入れたらカバーをします。カプラーをつけて行って、復元していきます。
エアコンフィルターの整備がこんなに大変だとは思いませんでした。
あとは元に戻せば終了です。
NDロードスターのエアコンフィルター取り付けでした。
エアコンフィルターは早めにつけたほうがいいです。うちのロードスターはすでに6年は経過してしまいましたが。
エムリットのエアコンフィルターには作業手順も全部書いてあるので、わかりやすいです。よくできた商品だと思います。
ガソリンスタンドでアルバイトをはじめ、その後指定整備工場へ就職。
働きながら、3級ガソリンエンジン、2級ガソリン自動車の整備資格を取得。2級整備士の資格を取得後整備主任に任命され、自動車検査員の資格を取得。
以後、自動車整備の現場で日々整備に励んでいます。
現役自動車整備士であり、自動車検査員。YouTuberもやっています。車の整備情報から新車、車にまつわるいろんな情報を365日毎日更新しています。TwitterやInstagram、YouTubeTikTokも更新しているのでフォローお願いします。