タイトルはNシリーズと書いてありますが、S660も同じです。
ホンダの軽自動車でCVT搭載モデル。走りこんでくると、異音を発生することがあります。
原因は、無段変速機内部の加工片が偶発的にドリブンプーリーベアリング内部に噛み込み、ベアリング内部の軌道面が剥離して異音が発生するというもの。
今回、実際に保証でCVTを載せ替えになったNWGNに遭遇したので、症状などを詳しく書いてみます。
目次
発進時、減速時に高周波のうなり音
車検で最初に入庫してきたんですが、試運転をすると明らかに変な異音を感じました。
具体的には、発進時と減速時。ウィーンとかウォンウォンといった比較的高周波のうなり音が確認できました。
デフのうなり音にも似ていますが、やはりミッション内部だろうと。
リフトアップしてサウンドスコープで聞いてみましたが、やはりミッション内部からの異音で間違いない。
ホンダ軽自動車CVTの保証延長
このNシリーズはCVTにトラブルを抱えていて、保証延長が出ています。
初年度登録から6年未満の車
5年または10万km以内 ⇒ 7年または10万km以内
初年度登録から6年以上経過の車
5年または10万km以内 ⇒ 保証期間延長開始後から1年または10万km以内
と、このようになっています。2回目の車検を受けている車両は保証期間が迫ってきているのですぐに対応したほうがいいです。
実際のCVT異音を撮影してみた
言葉で表しても、どんな異音がイメージがつきづらい人も居るかと思います。
実際の異音を動画で撮影してYouTubeに挙げていますので、そちらをご覧ください。
これらの異音が出ていたら、CVT載せ替えになるということです。
新品に載せ替えてもらったCVTです。異音はもちろんなし。
保証延長が切れる前に、早めに対応してもらってください。
N-VANは同じような内容のリコールを出しましたね。リコールになれば時間的に制限はないので大丈夫ですね。
実際に載せ替えることになったNWGNのCVT異音をYouTube動画にあげておきました。
S660もCVTであれば対象なので、このような異音が出ていたらホンダディーラーへ相談してください。
ガソリンスタンドでアルバイトをはじめ、その後指定整備工場へ就職。
働きながら、3級ガソリンエンジン、2級ガソリン自動車の整備資格を取得。2級整備士の資格を取得後整備主任に任命され、自動車検査員の資格を取得。
以後、自動車整備の現場で日々整備に励んでいます。
現役自動車整備士であり、自動車検査員。YouTuberもやっています。車の整備情報から新車、車にまつわるいろんな情報を365日毎日更新しています。TwitterやInstagram、YouTubeTikTokも更新しているのでフォローお願いします。