乗り慣れない代車には要注意という話

車を修理に出すと、必要な人には修理代車を用意してくれますよね?

今日はそんな代車のお話です。

僕の話をすると、過去に一回だけ修理代車を借りたことがあります。当時FC3Sに乗っていて、止まっているところをトラックに突っ込まれたんです。

その時、板金修理を請け負ってくれた整備工場が出してくれた代車。それが昭和の確かビスタ。ATです。およそFCとは似つかわしい代車だった。

家の車は全てMTだったので、AT自体が超久しぶりでした。不慣れな車に戸惑いつつも、10日ほどで修理が完了したということなので、ガソリンを満タンにしてビスタを返しました。

これが人生で初めての代車。

うちの整備工場でも修理代車を多数用意しています。MTは1台しかないので、あとはAT。普通たくさんの車に乗る機会って少ないから、みなさん最初戸惑います。

中には古い車に乗ってる人は、間違って鍵で解錠してしまいセキュリティアラームを鳴らしてしまったという人もたくさんいました。

MTはエンジンがかからない!という苦情をもらうこともしばしば。クラッチスイッチが付いていない車に乗ってる人だと、戸惑いますよね。

平成一桁から平成10年代の車に乗ってる人にとっては、新しい代車に戸惑う人も多いでしょう。平成20年以降から車は急激に進化を始めています。

プッシュスタートになったり、スマートキーになったり。セキュリティが付いたり。操作を一つ誤ると、アラームがなっちゃったり。

ぼくも最初のころは、自分の中で当たり前だろうと思っていた考えがあったんですが、お客さんから代車の説明不足というクレームを多数いただくこともありました。

それ以降、その人の乗ってる車の年式を見て必要な人には細かく説明するようにしています。

うちの奥さんも、車屋さんに代車を出してもらったことが2回あります。当時乗っていた車はステップワゴンRF3。

この代車にチョークが付いたトゥデイを代車に出されてました。インジェクションの車に対してチョークがついたキャブ車。

もう朝のエンジン始動からドキドキするわけです。あまりにも使いにくいから代車を変えて欲しい旨をお店に訴えましたが、やはり空いてる代車はそれしかない。我慢して乗るしかない。作業が終わるまでの期間、毎日がドキドキです。

逆に兄は古いマーチの修理代車に新車下ろしたてのサニーを出されたことがありましたね。古い車なんかやめて新しい車を買っちゃえよ!というお店の戦略が見て取れます。

一番その人にあった代車を出せれば一番なんですが、突発の事故が発生するとなかなかそうも行かない事情が出たりします。

不安なら、代車の操作方法を最初にちゃんと聞いておくようにしましょう。

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