ネームプレートから読み取れる情報
本日はちょっとためになるのかわかりませんが、
ネームプレートについて。
よくエンジンルームなどに貼ってあるプレートです。
このプレートですが、一般的にはコーションプレートと呼ぶ人が多かったりします。
が、コーションプレートではありません。
コーションは警告という意味ですのでそもそも違う。
エンジンルームに注意を促すステッカーが張ってありますが、あれがコーションプレートと呼ばれるもの。
これはフレームナンバープレートでもおかしいし・・・
トヨタではネームプレートという名称で通っているプレートです。
時にこのネームプレートを使わないといけないときがあったりします。
まずはネームプレートから読み取れる情報で、一般的に使用される傾向が強いのが
カラーコード
これはボディ色を特定するためのコード。
以前も更新しましたが、今では外装部品を発注する際、すでに純正色に塗装されている
塗装済みバンパーなどを注文することが出来ます。その時の注文に必要になるのが
このカラーコードです。
そして内装関係はトリムコード
トリムコードは一般的に内装色を表します。
内装はグレードによって色がちがったりしますよね?
その内装部品を取り寄せる際に必要になるコード。
そして部品発注時には車体番号と形式指定番号、類別区分番号と年式があれば
大体が注文できると更新したことがありますが、細部にわたる取り決めの際、
フル型式
というコードが必要になってきます。
これはトヨタのノアなんですが、
車体番号はご覧の通りZRR75から始まります。
が、フル型式はZRR75よりも以前に、DBA-といった形でついてきます。
よく特殊車両の注文の際に、このフル型式を提示しないと部品が出ない場合があります。
この車両も、フロントバンパーを注文するんですが、
福祉車両で、フル型式がないと注文ができませんでした。
車検証にはフル型式は記載されていないので、
このネームプレートから読み取る必要が出てくるというわけです。
というわけで本日はコーションプレーとならぬネームプレートについてでした。
ガソリンスタンドでアルバイトをはじめ、その後指定整備工場へ就職。
働きながら、3級ガソリンエンジン、2級ガソリン自動車の整備資格を取得。2級整備士の資格を取得後整備主任に任命され、自動車検査員の資格を取得。
以後、自動車整備の現場で日々整備に励んでいます。
現役自動車整備士であり、自動車検査員。YouTuberもやっています。車の整備情報から新車、車にまつわるいろんな情報を365日毎日更新しています。TwitterやInstagram、YouTubeTikTokも更新しているのでフォローお願いします。
コメント
このノアは4駆なんですかね?
過去にセールスマンから聞いた話ですが、ネームプレートに印字されているフレームナンバーと、車体に打刻されているフレームナンバーが違う新車があったと聞きました。
確か四駆だったと思います。