まずはこちらをご覧ください。
長野県でベストセラーになっている新聞、信濃毎日新聞の一面です。
7月の記事なんですけど、ここに書いてある通り長野県ってガソリン価格が他の隣県に比べると高いです。
これは直近で入れたガソリンスタンドでの領収書です。
レギュラーで、リッター182円になっています。
皆さんが住んでいる地域と比べてどうでしょう?ちなみにこの価格は、セルフスタンドのものです。フルサービスのスタンドだともっと高い。
目次
都道府県で何故ガソリン価格がこうも違う?
都道府県でガソリン価格に差が出るのは何故か?
よく考えればわかることですが、一番は輸送費ですね。
長野県って他の県に囲まれています。囲んでいるそれぞれの件は、長野のガソリン価格より軒並みリッター10円ほど安い。
ガソリンを精製する製油所から近ければ近いほど輸送費が掛からなくなります。
長野にはこの製油所がないため、他県からガソリンを運んでこないといけないんです。よく貨物ローリーでエネオスマークのついたものが走っているのを見かけます。
他県から運ばれてきたガソリンを、ローリーを使って各ガソリンスタンドに配達していると。僕がガソリンスタンドに勤めていた頃は、ローリーの容量で配送費が変わっていました。
例えば20Kローリー(200000L)以上なら1回の輸送費を値引いてくれるんです。僕が勤めていた1つのスタンドはレギュラーの地下タンクが150000Lでハイオクが100000L、軽油は100000Lとなっていたので、それを見越して配送してもらいました。
地下タンクも10000Lを切ってしまうと、ポンプがエアを噛む可能性があるため販売を停止しろ。などと言われていました。吸い上げられなくなるからですね。
輸送コストが下がれば、それだけ価格に反映させることができます。
ちなみにガソリンスタンドによっても値段が違ったり、同じだったりしていますが、内通しているわけではありません。
同じ会社の系列なら値段を合わせますが、基本的に違う会社のスタンドと値段を内通して合わすということは一切ありません。
たまに他所のスタンドの店員が、しれっと電話で値段を聞いてくることもありましたが、店頭でご確認くださいと伝えていました。
ガソリンスタンドって油外商品を扱っていないと利益率が厳しいので、どうしても周りのスタンドに価格を合わせないといけなくなります。そうしないとお客さんが入ってくれないからですね。
昔はリッター70円台の頃があった
今は信じられないかもしれませんけど、僕が免許を取り立ての頃の話です。
その当時東京に住んでいたんですが、埼玉あたりで入れたガソリンがものすごく安かったです。79円くらいでレギュラーを入れられたんです。
あの辺が一番安さのピークでしたね。1000円で10L以上入れられましたからね。
当時の車より、今の車の方が燃費の面では2倍くらい走るようになってきているので、最新の車に乗り換えれば燃料コストは走行距離に関してイーブンくらいになっています。
とはいえ高いです。
低燃費を心がけるのならまずは空気圧のチェック、余計な荷物を載せない、オイルを使用できる範囲で低粘度タイプにする、エアクリーナーなどを交換する。プラグも交換する。
基本的なメンテナンスをすれば一番燃料を食わなくなりますので。見直してみてください。
ガソリンスタンドでアルバイトをはじめ、その後指定整備工場へ就職。
働きながら、3級ガソリンエンジン、2級ガソリン自動車の整備資格を取得。2級整備士の資格を取得後整備主任に任命され、自動車検査員の資格を取得。
以後、自動車整備の現場で日々整備に励んでいます。
現役自動車整備士であり、自動車検査員。YouTuberもやっています。車の整備情報から新車、車にまつわるいろんな情報を365日毎日更新しています。TwitterやInstagram、YouTubeTikTokも更新しているのでフォローお願いします。