マフラーの寿命をテーマに本日は話しを進めます。
マフラーはある種の消耗品で価格が車の中でも比較的高い部品です。
弱い車など四年に一度は交換するケースもあるほど。つまり車検二回に一度の割合で交換すると。
マフラーの役割は排気音の低減化。消音器です。排ガスをクリーンにするのはマフラーではなく触媒。
一般にマフラーを交換するのはマフラーに穴が開いてしまい車検に通らないとき。
小さい穴なら溶接やマフラーパテで一時しのぎができますが、全体が錆びてきたらもはや交換。これが寿命となります。
しかしマフラーは使い方や少しの気遣いで寿命は大幅に伸ばすことができるんですよ。
マフラーの大敵は錆び。もうマフラーの寿命を伸ばすにはいかに錆からマフラーを守るかがポイントです。
マフラーの錆は塩カルによるものがかなり大きい影響を及ぼします。なので雪国の人はたまにはコイン洗車場で下回りを洗浄する。冬の高速道路も塩カルが大量散布されているので、冬に高速を乗ったあとは早めにスチーム洗浄をするのがポイント。
意外に知られていないのがチョイ乗りすることによるマフラー内部の水からなる錆び。
エンジンは燃料がきちんと燃えると水を発生します。エンジンが完全に暖機されていれば
マフラーも熱いので水は走行中に蒸発しますが、チョイ乗りの場合は水ばかりがマフラーにたまり、内部から腐食を起こします。
車をチョイ乗りするのは避け、たまにはエンジンを完全暖機して走行する。
そして車検の時に整備士に耐熱性のシルバースプレーをホームセンターで買って渡しておくこれでマフラーを塗装してくれって。
自分でスプレーを用意すればかなり安上がりで、
スプレーするだけなら工賃は恐らく取られないでしょう。
リフトアップしてマフラーを塗装できるので効果は絶大です。これを車検ごとにするだけでも結構寿命は違ってきます。
今の車のマフラーって高いですよ。少しでも長く使えるように日頃から気を使いましょう。
てなわけで本日はマフラーの寿命についてでした
ガソリンスタンドでアルバイトをはじめ、その後指定整備工場へ就職。
働きながら、3級ガソリンエンジン、2級ガソリン自動車の整備資格を取得。2級整備士の資格を取得後整備主任に任命され、自動車検査員の資格を取得。
以後、自動車整備の現場で日々整備に励んでいます。
現役自動車整備士であり、自動車検査員。YouTuberもやっています。車の整備情報から新車、車にまつわるいろんな情報を365日毎日更新しています。TwitterやInstagram、YouTubeTikTokも更新しているのでフォローお願いします。