自分の車のマフラーに穴が開いてしまった。とりあえず部品でマフラーをオーダーしよう。というとき、ちょっとまってください。ボルトやナットは注文しましたか?もともとついているものが状態がいいのでそのまま使うとか、他のボルトナットで締めるからいい。なんていうのはナンセンス。
純正でボルトとナットなどもオーダーしたほうがいいケースが殆どあります。
その理由ですが、排気系統に使われているボルトやナットは、まずは耐熱と防錆にすぐれています。
簡単に説明すると、排気系のネジは熱によって他の部分よりも早く錆びてしまいます。普通のボルトやナットを使っていると、なお更早く錆びてしまうのです。
純正でマフラーなどのネジに使っているボルトやナットは耐熱・防錆のものを使っているケースが多い。
中にはロックナットの機能を持たせてあるものもあります。マフラーが外れては困るので緩み止めを
兼ねているナットが使われているなんてことはよくある話です。
さすがにトラックに乗っているオーナーでDIYでマフラーを換えようなんていう人はいないと思いますが、もし排気ブレーキがついているのであれば、間違いなく排気ブレーキの部分のボルトナットは注文しておきましょう。
ここにはかなり長めのボルトを使っています。なので、再利用が出来ないほど錆びているケースだと、
換えのボルトがなくなってしまうからです。
社外品でマフラーをオーダーすると、おまけについて来るボルトナットもあります。でもこれは耐熱処理を施されていない普通のネジが殆ど。ボルトとナットに関して言うと純正でオーダーするのが一番だと思います。
あとガスケットがついてこないケースもありますので、きちんと外した部分のガスケットも交換するようにしましょう。排気漏れしてくれば目も当てられませんからね。
ガソリンスタンドでアルバイトをはじめ、その後指定整備工場へ就職。
働きながら、3級ガソリンエンジン、2級ガソリン自動車の整備資格を取得。2級整備士の資格を取得後整備主任に任命され、自動車検査員の資格を取得。
以後、自動車整備の現場で日々整備に励んでいます。
現役自動車整備士であり、自動車検査員。YouTuberもやっています。車の整備情報から新車、車にまつわるいろんな情報を365日毎日更新しています。TwitterやInstagram、YouTubeTikTokも更新しているのでフォローお願いします。