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マニュアルミッションオーバーホール時期・費用はどのくらい?

マニュアル車に乗ってる人からよく受ける相談。

「ギヤがうまく入らない」

このギヤがうまく入らないという症状ですが、原因は2通りあります。まず1つがクラッチのキレが悪いとき。クラッチのレリーズフォークの動きが渋かったり、クラッチの遊びが大きすぎたりするとよく起こります。

クラッチが原因でギヤが入らないとすると、それは全部のギヤで同じことが起こり得ます。もし特定のギヤのみ入りにくいとなってくると、ミッション内部に問題が発生してる可能性がほとんど。

ミッションは、単純に比率の違うギヤを噛み合わせてそれぞれのシチュエーションで最適の伝達をさせる。これが最大の目的。

車が停止してる状態で坂道に差し掛かったとき、2速や3速だとうまく登らない。1速に落とす必要があります。

逆に高速道路で3速をキープしてると、エンジン回転数が高すぎるのでエンジンにも負担がかかるし燃費も悪い。もっと高いギヤにシフトチェンジする必要があります。

これを手動でやるのがマニュアルトランスミッション。

マニュアルトランスミッションのOH時期は?

どこか特定のギヤが入りにくくなった。僕が知ってる限り2速が全く入らなくなった車もありました。

そうなってきたら修理が必要になってきますね。まあ1速から3速に繋げて使えば、使えないこともないけれど。

ミッションをOHするときは、どこかのギヤが極端に入りにくくなってきた時やまったく入らなくなった時。実用に適さない状態になってしまった時になります。

ミッションOH費用は?

ミッションオーバーホール費用ははっきり言って高いです。

まず車体からミッションを下ろす費用。これはクラッチのOH工賃に相当します。そこからミッションを分解して該当のギヤやシンクロなどを交換していく。

現場で選択するチョイスとして一番多いのは中古ミッションに載せ替えてしまう件。これだと工賃はクラッチOHと同じくらいですみます。

ダメージをおったミッションは、交換しないといけない部品が多数に登るため、結果的に安上がりになる。中古ミッションに載せ替えるデメリットは

「載せてみないとわからない」

という点ですね。本当に前の状態がわかる上玉にであえればいいんですが、走行1万キロと書いてあっても内部がどんな状態かわかりません。

載せてみないとわからないところがデメリットです。

リビルトミッションに載せ替えるという方法もあります。もし車をさらに長く使うつもりであればこの選択肢がおすすめかもしれません。

それでも今使ってるミッションをやはりOHするとなると、費用はどの程度かかるか?

ミッションオーバーホール費用は8万円〜30万円程度は覚悟しておきましょう。

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