ダイハツのムーブ
型式 LA-L910S
14年式
定期点検で入庫しましたが、そのご用命に
メーター内のDレンジ球が点かないというのがあったので修理をすることに
L910SムーブのメーターDレンジ球交換作業です。とても簡単。
メーターのカバーをまずは外します。赤丸の位置にネジが2本止まっているだけ
メーターのカバーは下側は2本のクリップで固定されている。
ネジ2本を外したら、下のほうへ力を入れて引っ張れば抜けます
続いてメーターは4本のネジで止まっているのでこれをすべて取り外します。
ネジをはずしたら、メーターを固定しているものはとりあえずない。
しかし、14年式のL910Sは、スピードメーターを電子式ではなくて機械式で動かしています。
つまりミッションとメーターのスピードメーターがワイヤーでつながっている。
このため引っ張り出そうとしても、メーターワイヤーが引っかかってあまり引っ張れない。
メーターワイヤーを外してしまうとはめるのが大変なので、このままメーターをずらした状態で
電球を交換します。幸いシフトパターン表示は左端にあるのでやりやすい
メーターの裏側です。シフトのDレンジのポジションのソケットを左回しにして引っこ抜く。
画像中央に見えるのがメーターワイヤー。
ソケットからメーターのDレンジ球を取り外す。少し硬いけれど引っ張れば抜けます。
あとは元通りメーターにはめて終了
メーターを固定する前に、電源をONにしてシフトを動かしてきちんと点灯するかテストしましょう。
もし点灯しなければ、他の部分の電球を外していたのかもしれない。
無事に点灯すれば作業は完了。
ちなみに
L910Sのコンビネーションメーターの脱着は整備指数で0,4時間となっていました。
つまりこれに時間工賃をかける。時間工賃が6000円の工場だとすると工賃は2400円。
大体整備工場にもよりますが2500円~3000円くらいが整備士に依頼すると発生する工賃となります。
電球は168円でした。
一応最後にテスト走行をしてスピードメーターが動くか確認しておいてください。
もしメーターが動かないときは、メーターワイヤーが外れかかっている可能性があります。
再びメーターを外して手を突っ込んではめましょう
ということで、L910Sのムーブのメーター内Dレンジ電球交換作業でした。
ガソリンスタンドでアルバイトをはじめ、その後指定整備工場へ就職。
働きながら、3級ガソリンエンジン、2級ガソリン自動車の整備資格を取得。2級整備士の資格を取得後整備主任に任命され、自動車検査員の資格を取得。
以後、自動車整備の現場で日々整備に励んでいます。
現役自動車整備士であり、自動車検査員。YouTuberもやっています。車の整備情報から新車、車にまつわるいろんな情報を365日毎日更新しています。TwitterやInstagram、YouTubeTikTokも更新しているのでフォローお願いします。