ダイハツ ムーブ
型式L185S
高速走行中にタービンがブローしたということで、ターボチャージャーを交換することになりました
オイル管理は特に悪くなく、これといった原因は見つからないんですけど。
残念ながら保証期間は過ぎていて、実費での修理に。
とりあえずフロントバンパーを外します
ターボの前のフレームを外せるものは外していく
O2センサーを外して、遮熱板を外します。
ガンガン外していきましょう
とりあえずこんな状態まできました
タービンにつながるエアパイプを外したらものすごいオイルが出てきました。
とりあえず外せるパイプ類は全て外して洗浄しないといけない
インタークーラーもひどい。オイルが洪水のようにでてきました
内部をパーツクリーナーなどでひたすら洗浄
ウォーターパイプを外すとクーラントがかなりでてきますので、下に容器を用意してください
触媒をハズさないとタービンは外せません。
エキマニに3箇所でタービンは固定されています。
しかも一本のナットはエンジン側を向いている
こんな感じで裏から一本外す
触媒。ひどいものです。こんなにひどいタービンブローも初めてだ
ギトギト
ターボの油路のユニオンボルトがエアコンのコンプレッサーが邪魔で緩められないので、
エアコンベルトを外して、コンプレッサーを手前へ移動した状態で外します
外れました
羽はバリバリに割れて引っかかって、まったくシャフトが回らない
エキゾースト側もひどい
ちなみに整備指数は2、5時間。工賃は2万円はいかないような感じ
交換するのはリビルトのターボ。ガスケット類、油路、ユニオンボルトなどが付属しています
全てのラインを洗浄したら、新しいタービンを組み付けていきます
まあそんなに難しくはないですね。
リフトアップする必要もありません
タービンを交換するときは、インテークラインに異物が入っていないかなどを厳重に確認しないといけません。
とくにブローしたタービンのインペラのナットがどこかに吹っ飛んでいるというケースがあります。
もう少し
完成。各部をきれいに洗浄して、エンジンオイルを交換。
クーラントを入れてバンパーを取り付けます。
かなりきれいに掃除したのに、15分くらいは白煙がもうもうと立ちこんでいました。
すべてのオイルが燃えきってしまえば、煙はでなくなります。
ターボの寿命はやっぱりオイル管理が一番ですね
ムーブ L185Sのタービン交換でした。
ガソリンスタンドでアルバイトをはじめ、その後指定整備工場へ就職。
働きながら、3級ガソリンエンジン、2級ガソリン自動車の整備資格を取得。2級整備士の資格を取得後整備主任に任命され、自動車検査員の資格を取得。
以後、自動車整備の現場で日々整備に励んでいます。
現役自動車整備士であり、自動車検査員。YouTuberもやっています。車の整備情報から新車、車にまつわるいろんな情報を365日毎日更新しています。TwitterやInstagram、YouTubeTikTokも更新しているのでフォローお願いします。